【2024年】おすすめミキサー|選び方のポイントは?

生活家電・調理家電

ミキサーは、ご家庭の料理を便利にするために欠かせないキッチン家電の一つです。
特に、コロナ禍での外出自粛や飲食店の営業制限に追い打ちをかけるように、近年の健康志向の高まりや物価高による外食産業の値上げもあり、多くの人が自宅での手作りの食事を選ぶようになりました。
そんな自炊ブームとも言える昨今、ミキサーは自宅でも手軽に幅広い食材の調理を可能にし、料理のレパートリーを増やすことのできる重要なツールとなっています。

あらゆるメーカーから多様なミキサーが発売されており、その特徴も様々です。
最近のミキサーは、1台でさまざまな使い方ができる多機能性がトレンドにもなっていますが、それゆえ選び方に悩んでしまう方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、ミキサーの選び方のポイントやおすすめミキサーについて解説します。

ミキサーとは?フードプロセッサー、ジューサー、ミルとの違いは?

ミキサーは、高速で回転する刃を使用して食材を撹拌し、滑らかな液体状のものを作り出す調理家電です。
スムージーやスープ、ソースなど、多彩な料理を簡単に調理できるのが特長です。
食材を加工する調理家電には、他にもフードプロセッサー、ジューサー、ミルなど、動作が似ているものがあります。
ミキサーは、そういった調理器具と何が違うのでしょうか?

フードプロセッサーとの違い

●フードプロセッサー
[機能]: 刻む、切る、混ぜる、練るなどの調理作業に対応。
[用途]: サラダの準備や生地作りなどに便利。

ミキサーは液体状のものを作るのに特化しているため、スムージーやスープを手軽に作りたいといった用途であるのに対し、フードプロセッサーは、微塵切りなど、もっと目の粗い「固体」に加工するのが得意です。

ジューサーとの違い

●ジューサー
[機能]: 食材から水分を抽出し、ジュースを作る。
[用途]: フレッシュジュースを手軽に作れる。

ジューサーは果肉や繊維を取り除くため、ジュースの栄養素は摂取できますが、食物繊維が失われます。
ミキサーは全体を撹拌し、繊維を残したままジュースを作るため、栄養価が高く、満足感も得られます。
栄養をしっかり摂りたい方にはミキサーがおすすめです。

ミルとの違い

●ミル
[機能]: 穀物やナッツ等を粉状にすることに特化。
[用途]: コーヒー豆やスパイスの挽き方に便利。

ミルは主に固体を粉砕するため、液体を作ることはできません。
ミキサーは、食材を混ぜ合わせることでスムージーやソースを簡単に作れるため、料理の幅が広がります。

最近では各メーカーから、ミル付のミキサーも発売されています。
スムージーやスープ、ソースなどの液体だけでなく、コーヒー豆を挽いたり、きな粉を作ったり、ふりかけを作るなど固体の調理も可能になり、機能性は2倍なのに置き場所は1台分と、スペース面でも便利です。

ミキサーの選び方は?

便利さが増し、人気のキッチン家電となっているミキサーは、各社から様々な商品がリリースされています。
いざ、ミキサーを買おうと思った時に、どういう基準で選べば良いのかを迷ってしまう方も少なくないのではないでしょうか?
ここでは、ミキサー選びのポイントをご紹介します。
それぞれの観点で、ご自分に合うミキサーを見つけてください。

用途で選ぶ

まず、ミキサーをどのように使用するかを考えましょう。
何を作りたいかによって、必要な機能が変わります。

– スムージーやシェイク中心:氷を砕く力が必要
– スープ作り:加熱機能付きのものが便利
– 離乳食作り:少量でも使えるものが良い
– 多目的使用:様々な機能を持つ汎用性の高いものを選ぶ

用途に合わせて機能を選ぶことで無駄な出費を抑えつつ、必要十分な性能のミキサーを選ぶことができます。

機能で選ぶ

ミキサーの基本機能以外に、どのような追加機能が必要かを検討しましょう。

– スピード調整:材料に合わせて速度を変えられる
– パルス機能:瞬間的に高速回転させる
– 自動プログラム:スムージーやスープなど、用途別の自動設定
– タイマー機能:設定時間で自動停止
– 加熱機能:スープなどを温めながら調理できる

必要な機能を見極めることで、使い勝手の良いミキサーを選べます。

材質で選ぶ

ボトルやブレード(刃)の材質は、耐久性や使い勝手に影響します。

– ボトル:ガラス(重いが傷つきにくい)、プラスチック(軽いが傷つきやすい)
– 刃:ステンレス鋼(錆びにくく耐久性が高い)、チタン(より強度・耐腐食性が高く軽い)
– 本体:プラスチック、ステンレス、など

特にボトル部分と刃の材質は、直接的にミキサーの性能に繋がるため、よく検討して選びましょう。
ボトル素材のプラスチック(樹脂)には、象印の「コポリエステル樹脂」など、軽いだけでなく、強度、透明性に優れた高機能素材を使っていることもあります。
材質によって重さや耐久性が変わるので、環境や使用頻度など、条件に合わせて選びましょう。

容量で選ぶ

使用人数や調理量に応じて、適切な容量を選びましょう。

– 個人用:600ml〜1000ml
– 家族用:1000ml〜1500ml
– 大量調理用:1500ml以上

容量が大きいほど一度に多くの量を調理できますが、保管スペースも必要になります。

デザインで選ぶ

キッチンの雰囲気に合うデザインを選びましょう。

– カラーバリエーション:キッチンの色調に合わせる
– サイズ:設置場所に適したサイズを選ぶ
– スタイル:モダン、クラシック、ポップなど好みのスタイルを選ぶ

見た目も大切な要素です。毎日使う道具だからこそ、気に入ったデザインを選びましょう。

騒音レベルで選ぶ

騒音が気になる場合は、防音性能の高いモデルや、使用時間帯を考慮して選びましょう。

– 低騒音モデル:65dB以下
– 一般的なモデル:65dB〜85dB
– 高出力モデル:85dB以上

夜遅くや子供が寝ている時間など、音を抑えたい時だけ静かなモードが選べる機種もあります。

お手入れの簡便さで選ぶ

使用後の清掃が簡単なモデルを選ぶことで、継続的な使用が促進されます。

– 分解可能:部品ごとに分解して洗える
– 食洗機対応:食洗機で洗える部品があるか確認
– 自動洗浄機能:ボトルに水と洗剤を入れて回すだけで洗浄できる

お手入れが簡単なモデルを選ぶことで、毎日の使用がより楽しくなります。

安全性で選ぶ

安全機能は、特に子供がいる家庭では重要です。

– 安全ロック:ふたが正しく閉まっていないと作動しない
– 過熱防止機能:モーターの過熱を防ぐ
– 滑り止め:使用中の本体の安定性を高める
– コードの収納:使用しない時にコードを収納できる

これらの機能により、安心して使用できるミキサーを選べます。

おすすめメーカーとその特徴は?

ミキサーは現代の台所に欠かせない便利な調理器具です。
スムージーやスープ作り、離乳食の調理など、その用途は多岐にわたります。
しかし、市場には様々なメーカーや機種が存在し、選ぶのに迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、フードミキサーの主要メーカーとその特徴をご紹介します。

シロカ

調理家電を始めとした小型家電を中心に製造販売をするシロカは、スタイリッシュなデザインに使いやすさや安定的な機能性にも優れた製品が特徴で、多くの家庭で人気があります。
ミキサーも例外ではなく、3段階(上位機種は4段階)のミキシングパターン、刃には氷も砕くチタンカッターを採用するなど性能も充実しており、おすすめのメーカーです。
日本のメーカーなので品質にも定評があり、コストパフォーマンスの高さも特長のひとつです。

象印

魔法瓶を中心に炊飯器、電気ポット、ホットプレートなどの調理器具の製造販売を行う大正7年創業の国内電機メーカー。
象印のミキサーの特徴は、ブレード(刃)や高機能樹脂を使用したミキサー容器など、独自の素材を使用し、使い勝手が良くなる工夫がされていることです。
また、1Lの大容量サイズながらも容器の形状に工夫をすることで、1人用など少量の食材でも口あたりなめらかなスムージーが作ることができるなど、ファミリーからパーソナルまで幅広いシーンで活躍することができるように設計されているのが特徴です。

パナソニック

常に最新の技術を取り入れた革新的な製品を提供しているパナソニックは、家電においても、使いやすさや機能性を追求しています。
パナソニックのミキサーは、繊維質も細かく攪拌できる刃や、食感を残したい食材を後入れしやすい構造上の工夫など、独自の設計がなされているのが特徴です。
仕様のレベルによって、段階的な価格のモデルが用意されていて、ニーズによって選択肢が用意されているのも、ユーザーには嬉しい特徴です。

ティファール

取っ手のとれるフライパンで有名な、フランス生まれの調理器具・小型家電メーカー。
ティファールのミキサーは、1台で5つの用途に使えるチョッパーが付いているなど、幅広い調理に使えるのが特徴です。

おすすめミキサー4選

人気メーカーの商品からミキサーを選ぼうとしても、実際にどの商品を選んだらいいか迷う方も少なくないかと思います。
ここでは、多くの商品のなかからおすすめのミキサーを4つご紹介します。

シロカ SJM-180G

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シロカのミル付きミキサー SJM-180Gは、使いやすさと多機能性を兼ね備えたミキサーです。
800mlの大容量ガラスボトルは、ニオイやキズがつきにくく、氷も砕ける4枚刃チタンカッターは取り外し可能でお手入れも簡単。
また、強・弱・クイックの3段階スピード調整により、様々な料理ニーズに対応できます。
付属のミルユニット(80mL)で離乳食や自家製ふりかけも作れる多機能設計となっています。
安全機構や便利な使用方法も特徴で、離乳食などを一度に大量調理して冷凍保存することもできます。

容量 ミキサー:800mL
 ミル:80mL
本体サイズ 直径14.5×高さ33.0
重量 本体ベース+ミキサーユニット:約1.9kg
ミルユニット:約0.4kg
消費電力 250W
定格時間 連続(2分間運転、2分間停止のくり返し使用)
安全装置
コード長 0.9m
付属品 ミルユニット

象印マホービン BM-SS10-BA

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象印マホービン ミキサー BM-SS10-BAは、キッチンやインテリアに馴染むマット調デザインを採用した多機能ミキサーです。
象印独自の「クラッシュ&カット チタンコートブレード」を搭載し、葉物野菜を細かくカットしつつ、氷などの硬い材料もパワフルに粉砕できます。
1Lの大容量でありながら、軽量で強度、透明性にも優れた高機能素材「コポリエステル樹脂」を採用し、ガラス製の約半分の重さで扱いやすくなっています。
少量の食材でも効率よく混ぜられる設計で、1人分から家族分まで幅広く対応します。
安全性にも配慮し、ダブルロック構造を採用。
また、分解して洗える構造で衛生的に使用できます。
HI、LO、FLASHの3つのモードを備え、食材や用途に合わせて選べるのも特徴です。
シンプルでありながら高機能なこのミキサーは、日々の料理からヘルシーなスムージー作りまで、幅広いキッチンシーンで活躍します。

容量 1,000mL
本体サイズ 高さ36.5×幅15×奥行15cm
重量 本体:1.9kg
消費電力 225W
カッターコーティング クラッシュ&カット チタンコートブレード
付属品 ミル容器、へらつきブラシ

パナソニック MX-X301-G

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パナソニックのファイバーミキサー MX-X301-Gは、独自の「ブラックハードチタンコートファイバーカッター」を搭載し、繊維質を細かく砕いてなめらかな仕上がりを実現する高性能モデルです。
水分量を抑えた栄養価の高い濃厚スムージーが作れるほか、「アレンジホール」機能により食材の後入れが可能で、様々な食感を楽しめます。

また、付属の「スムージーバー」を使用することで、葉野菜の空回りを防ぎ、ふたを開けずに簡単にかき混ぜられます。

氷の粉砕も可能で、シェイク作りはもちろん、かき氷にも対応。

さらに、食感を残した「噛めるスムージー」という新しいスタイルを提案し、満腹感や素材本来の味わいを楽しめる点も特徴です。
家庭で手軽に多彩なメニューを楽しめる多機能ミキサーとなっています。

容量 1,000mL
本体サイズ 高さ372×幅203×奥行214mm
重量 本体:2.9kg
消費電力 255W
カッターコーティング ブラックハードチタン
付属品 スムージーバー

パナソニック ミキサー MX-X701-T

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パナソニック ファイバーミキサー MX-X701は、MX-X301-Gの上位機種です。
「ブラックハードチタンコートファイバーカッター」や「アレンジホール」機能など、パナソニック独自の機能はそのままに、付属品がより充実しています。
全モデルに付属する「スムージーバー」以外にも、1人分の量を手軽に作ってそのまま飲むことができる「タンブラーミキサー」、また、ミルが付属しており、ふりかけやマヨネーズなども手作りできる多機能な設計となっています。
レシピブックも付いているので、料理のレパートリーが増えること間違いなしです。

容量 [ミキサー] 1000mL 
[タンブラーミキサー] 400mL
[ミル] ドライ 50g、ウェット 200mL
本体サイズ 高さ372×幅203×奥行214mm
重量 本体:2.9kg
消費電力 255W
カッターコーティング [ミキサー] ブラックハードチタン
[タンブラーミキサー] ブラックハードチタン
[ミル] チタン
付属品 タンブラーミキサー、タンブラーコップふた、ミルコップ、ミルコップふた、スムージーバー、レシピブック
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