さまざまな炊飯器があるなかで、どの商品が自分に合っている炊飯器なのかわからない方がいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、数ある炊飯器のなかから最強おすすめ商品や、おすすめメーカーの特徴をご紹介します。
そのほか、炊飯器の選び方や買い替え時期についてもお伝えするので、炊飯器の買い替えを考えている方はぜひ参考にしてください。
炊飯器は高価格のものがいいのか?
炊飯器の価格帯は、低価格モデルが3,000円〜20,000円、ミドルモデルが20,000円〜50,000円、高級モデルが50,000円以上です。
価格が高ければ高いほどいいのかといわれると、必ずしもそうとはいえません。
高価格の炊飯器は、備わっている機能が豊富で、美味しいお米が炊ける技術にこだわっているものが多いです。
そのため、付加機能を重視している方や美味しいお米の炊き方にこだわりがある方は、高級モデルの炊飯器を選ぶといいでしょう。
一方で、お米の炊き方に強いこだわりはなく、お米が炊ければいいと考えている方は、低価格モデルやミドルモデルの炊飯器でも問題ありません。
また、近年では、低価格でも美味しいお米が炊ける高コスパ炊飯器が注目されています。
そのため、予算が限られているものの、自宅で美味しいご飯を食べたい方は高コスパ炊飯器も検討してみるといいでしょう。
炊飯器の選び方
炊飯器の買い替えを検討している方は、数ある商品のなかから自分に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、炊飯器を選ぶ際のポイントを7つご紹介します。
- お手入れがしやすいか
- 家族の人数に合った量のご飯が炊けるか
- 早炊き機能が備わっているか
- 銘柄炊き分けや調理機能が備わっているか
- 蒸気レス機能や保温機能が備わっているか
- 内釜に鉄・アルミ・炭などの素材が使用されているか
- 火力が強いか
お手入れがしやすいか
炊飯器を長期間利用するうえで、お手入れのしやすさを確認して選ぶのがポイントです。
炊飯器の内側は水滴がつきやすいので、カビや細菌が繁殖しやすい場所です。
メンテナンスが苦手な方は、内蓋を外して丸洗いできる炊飯器や、部品の種類が少ない炊飯器などが適しています。
家族の人数に合った量のご飯が炊けるか
家族の人数に合ったサイズの炊飯器を選べば、ご飯の量が足らなかったり、ご飯を炊きすぎてしまったりするのを防げます。
家族の人数に合った炊飯器のおおよそのサイズは、1人暮らしの場合が3合、3人家族の場合が5.5合、4人家族の場合は5.5合〜8合、6人家族の場合が5.5合〜10合といわれています。
各サイズの炊飯器で炊けるご飯の量は、3合サイズが6膳ほど、5.5合サイズが11膳ほど、5.5合〜8合サイズが11膳〜16膳ほど、5.5合〜10合サイズが11膳〜20膳ほどです。
なお、まとめ炊きしたい場合は、8合サイズ以上の炊飯器を選ぶといいでしょう。
早炊き機能が備わっているか
自炊する頻度が多い家庭では、早炊き機能が備わっている炊飯器がおすすめです。
早炊き機能を活用することで時短調理を実現でき、忙しい朝でも炊き立てのご飯が食べられるようになります。
早炊き機能により、通常の炊飯よりも10分〜20分ほど短い時間で炊くことが可能です。
銘柄炊き分けや調理機能が備わっているか
銘柄炊き分け機能が備わっている炊飯器では、白米以外にも無洗米や玄米、雑穀米などのさまざまな銘柄に合った炊き方ができます。
各銘柄の特徴に合った炊き方で、より美味しいご飯が食べられるようになるでしょう。
また、調理機能が備わっている炊飯器は、炊飯以外の調理ができます。
具体的には、パンやケーキ、豆腐、温泉卵などがつくれる炊飯器があるので、炊飯器ひとつでさまざまな料理をつくりたい方は、調理機能の有無を確認するといいでしょう。
蒸気レス機能や保温機能が備わっているか
蒸気レス機能が備わっている炊飯器は、炊飯中に蒸気が出にくい仕様になっているので、蒸気で火傷してしまうリスクを軽減できます。
そして、蒸気レス機能によりご飯の匂いが部屋中に充満してしまうのも防げます。
また、保温機能が備わっていれば、炊いたご飯を炊飯器で保存が可能です。
ご飯を保温できる時間の目安は、IH炊飯器が24時間ほど、マイコン炊飯器が12時間ほどです。
内釜に鉄・アルミ・炭などの素材が使用されているか
ご飯をムラなく炊ける炊飯器を探している方は、内釜に鉄やアルミ、炭などの素材が使われているものがおすすめです。
内釜これらの素材が使用されている炊飯器は、熱を釜全体に効率よく伝えられ、釜のなかに対流が生じてムラなくご飯が炊けるようになります。
火力が強いか
ふっくらしたお米がお好みの方は、火力が強い炊飯器がおすすめです。
火力が強ければお米の芯まで熱が伝わるので、なかまでふっくらしたお米が炊けます。
また、メーカーによっては、強力なヒーターを採用したり、水の沸点を上昇させたりと、さまざまな工夫を施している炊飯器があります。
炊飯器のおすすめメーカー
さまざまな炊飯器のメーカーがあるなかで、どのメーカーや商品を選べばいいかわからない方がいるのではないでしょうか。
ここでは、炊飯器を扱っているさまざまなメーカーの特徴をご紹介します。
- 象印
- 東芝
- 三菱
- 日立
- タイガー
- パナソニック
- アイリスオーヤマ
象印
象印の炊飯器は、柔らかく粘り気の強いお米が炊ける点が特徴です。
有名な炎舞炊きシリーズは、底部分のヒーターを分割して搭載することで、さまざまな方向から対流を起こして炊きムラを防ぎます。
また、わが家炊きという炊き分け機能は、ご飯の硬さや粘り気、食感など炊き方の調整が可能です。
水の量を変えずに炊き方にこだわれるので、簡単に自分好みのご飯を炊けるでしょう。
東芝
東芝の炊飯器は、1粒1粒をふっくらと炊きあげられます。
炎匠炊きシリーズは、業界トップクラスの1,420Wの大火力を誇っており、火力の強さにこだわっている方におすすめです。
また、ご飯の甘みを引き出す技術を搭載しており、炊飯器内を真空状態にして短時間でお米の芯まで吸水させます。
三菱
三菱の炊飯器は、圧力をかけずにご飯を炊く技術に力を入れています。
あえて圧力をかけないことで、お米ならではの旨みを閉じ込められ、ご飯が冷めても美味しく味わうことが可能です。
また、釜には遠赤効果のある炭を採用しており、大熱量によりハリのあるご飯が炊けます。
日立
日立の炊飯器は、柔らかくハリのあるふっくらしたご飯が炊ける点が特徴です。
有名なふっくら御膳シリーズは、圧力により大火力と高温蒸らしを実現しています。
また、蒸気レス機能が備わっているので、蒸気で火傷したり、置き場に困ったりすることがないでしょう。
タイガー
タイガーの炊飯器は、お米の旨み成分であるデンプンを閉じ込める技術が特徴です。
土鍋ご泡火炊きシリーズは、強い火力で激しい対流を起こしながら、土鍋特有の細かい泡でお米を守りながら炊けます。
また、調理機能が備わっているので、ご飯を炊くだけではなく、肉じゃがや豚の角煮、ケーキ、ぜんざいなどを炊飯器ひとつで調理が可能です。
パナソニック
パナソニックの炊飯器は、お米をムラなく炊ける技術に特化している点が特徴です。
有名なおどり炊きシリーズは、火力や圧力、対流を変化させながらお米を踊らせるように炊くことから、おどり炊きという名がつけられています。
また、アプリ連携ができ、遠隔操作でお米を炊いたり、銘柄や食感などを炊き分けたりすることも可能です。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの炊飯器は、本物のかまど炊きのような技術を搭載しています。
技炎かまど炊き技術の搭載により、お米の芯まで火をとおしながらも、型崩れせず輪郭がはっきりとしたご飯に炊きあがります。
また、カロリー計量機能が搭載されており、もともと内釜に残っていた量とご飯を茶碗によそったあとの量から、カロリーに換算して数値表示。
特に、日頃から摂取カロリーを気にしている方や、ダイエットや食事制限をしている方におすすめです。
炊飯器の買い替え時期はいつ?
炊飯器の寿命は、6年〜10年ほどといわれています。
今までどおりご飯が炊けなかったり、炊飯器内部や炊いたご飯から異臭がしたりすると、炊飯器の寿命が近づいているおそれがあります。
炊飯器の寿命の目安や故障の症状を参考に、炊飯器の買い替えを検討するといいでしょう。
そのほかの炊飯器を買い替えるべき症状や、炊飯器を処分する方法などについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
おすすめ最強炊飯器5選
人気メーカーが扱っている炊飯器は、炊飯に関して機能性が高く、さまざまな付加機能が備わっているものもあります。
ここでは、数ある炊飯器のなかからおすすめの商品を5つご紹介します。
アイリスオーヤマ SHK-NR110-HA
アイリスオーヤマのSHK-NR110-HAは、50銘柄に合わせて炊き分けができる炊飯器です。
食感はやわらか・ふつう・かため、炊飯メニューは白米・無洗米・早炊き・エコ・米銘柄・炊込み・おかゆ・麦飯・玄米・雑穀米から選べます。
また、3mmの厚めの釜を採用しており、熱伝導性がいい極厚銅釜により炊きムラを押さえます。
内釜と内蓋の2つのみを手入れするだけで清潔に保てるので、メンテナンス性を重視している方におすすめです。
東芝 RC-10HGW-W
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東芝のRC-10HGW-Wは、もちもちとした食感にこだわった炊飯器です。
極上の美味しさに追求した極匠コースや銘柄炊き分け機能が備わっており、銘柄に合った炊き方で美味しいご飯を味わいたい方に適しています。
また、内釜にスルッとコートを搭載しており、内釜に残った汚れも簡単に落とせます。
三菱電機 NJ-VP10G-W
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三菱電機のNJ-VP10G-Wは、内釜外面にセラミックコートを採用している耐久性のある炊飯器です。
炭コート遠赤放熱板や合ピタ機能が備わっており、ふっくらかつ甘みを引き出す炊き方を実現できます。
また、通常の炊飯モード以外に、健康促進に必要なGABAを増やす健康玄米モード、1度冷凍しても美味しく食べられる冷凍用モード、炒飯のためのご飯が炊ける炒飯モードなどが搭載されています。
SIAA認定抗菌ふた開きボタンや、炊飯器の内部の匂いを抑えるお手入れモードも搭載されており、メンテナンス性を重視している方におすすめです。
象印 NW-UT07-BZ
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象印のNW-UT07-BZは、炎舞炊きシリーズの4合炊きのコンパクトモデルです。
内釜は蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた素材を使用しており、縁の部分は熱が逃げるのを防ぐために分厚くつくられています。
また、雑穀米炊き分け3コースにより、雑穀米をシャッキリ・ふつう・もちもちの3とおりの炊き方から選べ、雑穀米を食べる頻度が多い方におすすめです。
象印 NW-FC10-BZ
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象印のNW-FC10-BZは、121とおりのわが家炊きメニューや、炊き分けセレクトメニューなど、ご飯の炊き方にこだわりがある方におすすめの炊飯器です。
大火力を実現しながらも吹きこぼれを抑える大火力ユニットが搭載されているので、炊飯器の内部が吹きこぼれで汚れるのを防止する効果が期待できます。
また、保温機能では最大40時間保温できるので、赤飯や炊き込みご飯などまとめ炊きする頻度が多い方にもおすすめです。