テレビ技術が昔と今で大きく進化!利用シーンも多様に

テレビ・オーディオ

「昔と今のテレビにおける違いは何なのか知りたい」

このように思っている方は多いでしょう。

昨今、テレビの進化は止まりません。

今回は、昔と今におけるテレビの進化についてご紹介します。

進化が止まらない!昔と今のテレビの違い

テレビの進化が止まらない昨今ですが、昔と今のテレビには以下の違いがあります。

●大画面化
●画質が向上
●省エネモデルが登場
●薄型モデルが登場
●ネット動画対応テレビの登場

以下で詳しくテレビの進化について見ていきましょう。

大画面化

ここ10年間で、テレビの画面サイズが進化しています。

10年前に発売されたテレビでは、画面まわりのフチを大きくとっていたため、画面サイズが小さめでした。

しかし、昨今のテレビは画面まわりのフチを削り、画面サイズが大きくなっています。

その結果、本体サイズが小さくコンパクトになっています。

10年前に発売されたテレビのインチ数を現在のインチ数に当てはめると、以下の通りです。

●10年前の50インチ→現在の約55インチ
●10年前の42インチ→現在の約49インチ
●10年前の37インチ→現在の約43インチ

比較すると、約5インチも画面サイズが大きくなっているのがわかります。

よって、同じスペースでも、より大画面のテレビを設置することが可能になっています。

さらに、10年前と比較すると昨今のモデルは、コンパクトかつ軽量化もしているので、持ち運びや設置も容易です。

画質が向上

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昔と今では画質の性能が改善され、昨今の画質であれば画面サイズが大きなテレビでも美しい映像が視聴可能です。

画質には、SD・ハイビジョン・フルハイビジョン・4K・8Kがあります。

SD(解像度は720×480画素)はアナログ放送やDVDで、昔はSDがよく使用されていました。

昨今は、ハイビジョン(解析度は1280×720画素以上)やフルハイビジョン(解像度は1920×1080画素)が主流です。

ハイビジョンは現在の地上デジタル放送、フルハイビジョンはブルーレイディスクで視聴可能です。

また、4Kテレビで4K画質(解析度は3840×2160画素)も目にすることも増え、フルハイビジョンの4倍の画質で美しい映像を視聴できます。

次なる画質として、8K(解析度は7680×4320画素)があり、フルハイビジョンの16倍もの美しい映像です。

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有機ELテレビの誕生

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昨今は、有機ELテレビが注目を集めています。

有機ELテレビは、電気を流すと発光する有機物を画面に採用したテレビです。

液晶テレビではバックライトによって光をあて映像を映していましたが、有機ELテレビでは画面そのものが発光し映像を映す自発光方式を採用。

液晶テレビと比較すると、有機ELテレビは鮮やかな色彩で美しい映像を楽しめます。

ブラウン管テレビが主流だった頃は液晶テレビの誕生で画質が向上し、感激した方も多いでしょう。

しかし今では、技術の進化により液晶テレビよりもレベルが高い有機ELテレビで、きれいな映像の視聴が可能です。

さらに、有機ELテレビは視野角が非常に広いので、正面だけでなく斜めから映像を視聴しても色あせることなく鮮やかな色味を堪能できます。

家族でテレビを視聴する場合も視野角が広いことで、どの位置や角度から視聴しても家族全員できれいな映像を共有できます。

省エネモデルが誕生

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昨今は省エネモデルの液晶テレビも多くなりました。

省エネの性能は年々進化し、消費電力や年間消費電力の削減に取り組んでいます。

資源エネルギー庁によると、32型液晶テレビで2010年・2017年に製造されたテレビを比較すれば、なんと約34%もの消費電力の削減を実現。

液晶テレビの省エネ技術には、以下7つの技術を使用しています。

パネルの効率化 LEDバックライトを使用し、消費電力削減
明るさセンサー 室内の明るさによってテレビの明るさを自動で調整
無操作電源オフ テレビを操作しない状況が続くと、自動で電源が切れる
無信号電源オフ 映像が映らない状況が続いた時、自動で電源が切れる
オフタイマー タイマーでテレビを切る時間を設定すれば、自動で電源が切れる
人感センサー 人の動きを認知し、自動で節電する
照明オフ連動機能 室内の照明が切れたタイミングで、テレビの電源も自動で切れる

自動で電源が切れる機能などを搭載しているテレビが多く、日々の消費電力を抑えられます。

薄型モデルが誕生

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昔のテレビは、21型テレビなら奥行きが50cm、重さは20kg以上もある、いわゆるブラウン管テレビが最も流通していました。

ブラウン管テレビの内部では、磁場を使用し電子ビームを屈折しています。

薄型にするには、電子ビームを屈折できる磁場が必要ですが、昔の技術では強力な磁場を作る技術がありませんでした。

さらに画面サイズが大きくなると奥行きが長くなったり、ガラス製のブラウン管により重くなったりとさまざまな課題を抱えていました。

しかし技術の進化に伴い、磁場と重量の課題を解決できる画面サイズの大きな液晶テレビが登場し、瞬く間に広がります。

さらに2011年からアナログ放送が終わり、ブラウン管テレビから薄型である液晶テレビへの変換が進んでいます。

ネット動画対応テレビの登場

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昔はテレビでネット動画を楽しむことはできませんでしたが、昨今発売されているテレビの多くはネット動画対応テレビです。

ネット動画対応テレビで利用できるコンテンツは、以下の通りです。

●YouTube
●Netflix
●Amazon Prime Video
●Hulu
●U-NEXT
●Disney+

ネット動画対応テレビは従来のテレビとは仕様が異なり、ネット動画を視聴するために有線もしくは無線のインターネットへ接続する必要があります。

ネット動画に対応したテレビで動画の視聴ができれば、スマホやパソコンで目を凝らしながら視聴することなく、画面サイズが大きなテレビでネット動画が楽しめます。

また、スマートフォンの画面をテレビに映すミラーリング機能を搭載しており、スマートフォンで撮影した写真や動画もテレビに映し出すことが可能です。

さらに、GoogleのOSであるAndroid TVやGoogle TVであれば、Google Playストアが搭載され、アプリ追加・使用が可能です。

テレビの機種によっては、インターネットの閲覧・SNSとの連携可能なモデルもあります。

昨今のテレビは地上デジタル放送のみならず、ネット動画などさまざまなコンテンツを楽しめます。

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昔と今ではテレビとの関わり方も進化?

昔と今ではテレビとの関わり方も多様な変化を遂げ、テレビで以下の操作ができるようになりました。

●データー放送が楽しめる
●リアルタイム更新される電子番組表が見れる
●マルチ編成ができる
昔は娯楽やニュース番組などから社会情勢を確認するなどの目的で、テレビを視聴している方が多かったでしょう。

しかし今では、テレビでデーター放送を楽しめたり、電子番組表を見たりとテレビでできる操作が多くなりました。

昔のように娯楽や社会情勢を確認するためだけにテレビと関わっていく形が、今では多様化していると言えます。

以下、詳しくテレビとの関わり方について見ていきましょう。

データー放送が楽しめる

昔はテレビでデーター放送を見る概念すらありませんでしたが、今のテレビではデーター放送を見ることが可能です。

テレビリモコンのdボタンを押すと自動的にデーター放送のページを表示できます。

データー放送では以下5つのコンテンツが楽しめます。

ニュース 全国・住まいの市町村に特化したニュースを確認できる。
気象情報 数時間単位の気象情報や週間天気予報などの確認ができる。
データー放送によっては気象レーダーの拡大映像でより詳細な気象情報の確認が可能。
災害情報 地震・津波・噴火などの自然災害が発生した場合、震度・津波の高さ・警報や注意報などを迅速に知れる。
さらに災害情報や避難所情報、ライフラインについての情報も確認できる。
番組への参加 データー放送から参加可能な番組は、テレビをインターネットに接続するとクイズやゲームの参加やプレゼントの応募ができる。
詳細な番組情報の提供 番組内で紹介したレシピや出演者のプロフィールやインタビュー情報などを確認できる。
野球・サッカー・相撲などのスポーツでは、試合経過なども確認できる。

放送局によってデーター放送のコンテンツ内容は多少異なりますが、上記内容がデーター放送で確認可能です。

データー放送がない昔は情報を集めるのにも一苦労でしたが、今はテレビで知りたい情報を集められるため技術の進化を感じますね。

リアルタイム更新される電子番組表が見れる

昔はテレビ番組の確認には新聞や雑誌などを見ていましたが、今ではテレビ画面で電子番組表として確認できます。

電子番組表は設置しているテレビで番組配列情報(SI)を受信することで、番組表画面を作成しています。

番組表はリアルタイムで更新されるため、番組の急な変更にも早急な対応が可能で、当日から1週間後のテレビ番組表も確認できるため便利です。

さらに、今のテレビでは電子番組表を活用して録画予約が可能なので、録画予約のし忘れも防げます。

昔は新聞や雑誌などの紙媒体でしか番組表の確認ができなかったため、リアルタイムで番組表を見ることや急な番組変更に対応できませんでした。

しかし今では、リアルタイムで番組表の確認や、急な番組変更にも対応可能になっています。

マルチ編成ができる

昔のテレビは1つのチャンネルで複数番組の視聴はできませんでしたが、今は1つのチャンネルで複数番組が視聴できる、いわゆるマルチ編成で視聴が可能です。

マルチ編成は、地上デジタル放送上で1つのチャンネルに対して最大3番組までは同時並行で視聴可能です。

たとえばスポーツ番組の延長時、メインチャンネルではニュース番組を視聴しながら延長戦になったスポーツ番組をサブチャンネルで楽しむことができます。

なお、マルチ編成対応時の画質はSDTVに該当し、標準的なテレビと同等の画質で視聴できます。

昔のテレビはマルチ編成で視聴できる番組はありませんでしたが、今はマルチ編成に対応している番組であればテレビで同時に複数番組楽しむことが可能です。

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