最近のテレビは選択肢が豊富なため、どのメーカーのものを購入するか迷ってしまいますよね。
ディスプレイのタイプやサイズが異なり、製品ごとに機能はさまざま。
そこで今回は、購入後に後悔しないため、用途・予算に合わせたテレビ選びでチェックすべき機能、各メーカーのテレビの特徴、サイズ別のおすすめのテレビをご紹介します。
テレビ選びでチェックするべき機能
最初に、テレビを購入する際にチェックしておくべき機能について解説します。
テレビは用途・予算に合わせて選ぶことが大切ですので、しっかり確認しておきましょう。
画面サイズ
画面サイズは、大きい方が見やすくて迫力があると考えがちですが、設置する部屋の広さを考慮してサイズを選択するのがおすすめです。
サイズを間違えると圧迫感が出たり、映像が粗く見えたりといったことになりかねません。
以下の基準を参考にしてみてください。
• 6畳以下(寝室・子供部屋など)なら、4K・フルHDともに43インチまで
• 8畳(リビング、広めの1人暮らしの部屋など)なら、4Kは49インチ~55インチまで、フルHDは上限49インチまで
• 10畳以上(広いリビングなど)なら、4Kは60インチ以上、フルHDは50インチ以上
一般的にテレビとの距離に関しては、4Kは縦の寸法の約1.5倍の距離、フルHDは縦の寸法の約3倍の距離で設置するといいとされています。
ディスプレイは液晶・有機ELのどちらか
テレビの機能でも、とくに重要なのがディスプレイです。
大きくは液晶と有機ELに分けられますが、それぞれ特徴が異なっています。
液晶は、現在のテレビの主流のディスプレイで、有機ELより価格が安いのが魅力です。
液晶は有機ELより画質が劣ると言われますが、現在の液晶テレビは直下型LEDや残像感を軽減する倍速機能などが搭載され、有機ELとの性能差は小さくなっています。
有機ELを採用したテレビは、液晶より高画質なものが多いですが、その分価格が液晶テレビの2倍から2.5倍ほど高価です。
描画の反応速度が速いため、スポーツ観戦などにも向いています。
どちらのディスプレイのテレビを選択するかは、用途・予算に合わせて決めるといいでしょう。
ディスプレイの解像度「4K」「8K」「フルHD・HD」
ディスプレイは種類だけでなく、解像度をチェックするのも大切です。
解像度は「4K」「8K」「フルHD・HD」に分けられますが、画質がまったく異なるためおさらいしておきましょう。
性能・価格が高い順に並べると「8K」「4K」「フルHD」「HD」となります。
こちらも、用途・予算に合わせて選択してください。
【4K】解析度3,840×2,160ピクセル
4K・8K放送(スーパーハイビジョン放送)をキレイな画質で見るには、最低限4Kディスプレイを搭載したテレビを用意する必要があります。
映画・ゲームといったエンタメコンテンツ、スポーツ観戦などあらゆる用途に向いており、字幕などの文字もくっきり見えます。
【8K】解析度7,680×4,320ピクセル
4Kの約2倍の超高解像度を誇りますが、8Kに対応したテレビは相場が数十万円と高価なのがデメリットです。
非常に高精細なため、映画・スポーツ・ゲームなどの臨場感をたっぷり味わえ、視野角も広いので家族など大人数での視聴にも向いていると言えるでしょう。
【フルHD】解析度1,920×1,080ピクセル
2Kとも呼ばれるフルHD。
4Kほどではありませんが、画質は十分キレイなため、通常のテレビ番組の視聴をはじめ、ゲーム・映画・動画コンテンツなど、幅広い用途に適しています。
【HD】解析度1,280×720ピクセル
地デジよりもやや劣る画質ですが、一般的なテレビ番組・映画などの視聴では問題なく楽しめます。
インターネット接続の有無
近年のテレビの多くはインターネット接続の機能が付いていますが、確認のため購入前にチェックしておくことをおすすめします。
また、一部のテレビは有線接続のみでWi-Fi対応していない(無線LANが内蔵されていない)場合もあるため、あわせて確認しておきましょう。
録画機能
録画機能の有無は、番組を後から時間のある時に見るなど、気になる番組を見逃さないようにするために大切です。
録画機能には以下の2種類の方法があります。
• テレビ内蔵のHDDに録画する
• 外付けHDDやSSDに録画する
テレビに録画機能がない場合、録画をするには別途ハードディスクレコーダーを用意する必要があります。
テレビだけで録画をしたい場合は、購入前に録画機能の有無をチェックしておきましょう。
チューナー数
チューナー数は、番組の同時視聴や同時録画に関わる機能です。
チューナー数が多ければ、映画を見ながら裏番組のドラマ・音楽番組を録画する、といったことが可能になります。
複数の番組を楽しみたい方は、忘れずにチューナー数も確認しておきましょう。
倍速機能の有無
倍速機能とは、動きの速い映像をキレイに映し出す機能のことです。
テレビは、1秒間に60枚の静止画を連続して表示することで動きを表現しています。
この静止画の枚数を、倍速機能で120枚・240枚と増やすことにより、より滑らかな動きを表現でき、さらに残像感や映像のブレを軽減できます。
とくに、動きの速いアクション映画やスポーツを見たい方は、テレビ購入前にチェックしておきたい機能です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているか
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、通常のテレビよりも広い輝度範囲を持つ映像を表示する技術です。
画像のハイライト(明るい部分)とシャドウ(暗い部分)の両方の詳細をより多く見ることができ、リアルな色の遷移が明確になるといった効果があります。
肉眼で見ているかのような臨場感のある映像体験ができ、映画・ドキュメンタリー・スポーツ中継・ゲームなど、あらゆる映像のクオリティーを向上させてくれます。
画質にこだわる方は、購入前に HDR に対応しているか確認しておきましょう。
音質
映像の臨場感や迫力を向上させてくれるのが音質で、各メーカーが音質向上のためのさまざまな工夫を凝らしています。
映画館に近い立体音響を再現する「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用したり、スピーカーの配置・組み合わせで独自の音響システムを構築したりしています。
映画・音楽などを存分に楽しみたい場合には重要な機能ですので、できれば店舗に足を運び、自分の耳でチェックしてみてください。
アップコンバート機能の有無
アップコンバート機能とは、4K解像度ではないデジタル放送やブルーレイディスク、DVDなどの映像を高精細な4K解像度に近づけて変換する機能です。
画像ノイズの低減、物体の輪郭を鮮明にするなど、さまざまな映像補正を施すことで映像を高画質化してくれます。
テレビに搭載されている画像処理回路でアップスケーリングされるため、同じ映像でも、フルHDテレビより高精細な映像を表示できることがメリットです。
画質を求める方は、忘れずにアップコンバート機能の有無はチェックしておいてください。
音声操作機能の有無
音声操作機能は、リモコンではなく音声によってテレビ本体を操作する機能です。
電源のオン・オフ、チャンネル切り替え、各種設定、ネット動画検索や番組検索を文字入力なしで操作できるなど、リモコンなしで行える便利な機能です。
必ず必要なわけではありませんが、簡易的な操作機能がほしい方は、音声操作機能の有無も確認しておくといいでしょう。
メーカー別のテレビの機能の特徴とは
ここからは、各メーカーの代表的なテレビの特徴について解説します。
各メーカーのテレビが求めている性能であるか、大まかにチェックしておきましょう。
TVS REGZA
「レグザ(REGZA)」シリーズは、自社開発の画像処理エンジンを搭載し、鮮明で美しい高品質な映像を実現しているのが特徴です。
独自の重低音立体音響システムも搭載しており、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)による広がりのある音を、映像とともに体験できます。
その他に注目してほしい機能としては、一部の「レグザ(REGZA)」シリーズに搭載されている高性能な録画機能「タイムシフトマシン」が挙げられます。
専用HDDを接続することで予約なしで最大6チャンネルの自動録画ができ、事前に録画したい番組を選択するだけで簡単に録画が可能です。
価格に関しては、製造を海外で行っているためコストが抑えられ、他の国産メーカーより比較的安くテレビを販売できています。
ディスプレイは、液晶・ミニLED・有機ELを展開し、サイズは24V型~100V型まで幅広く取り揃えています。
「レグザ(REGZA)」シリーズは、予算を抑えて国産メーカーのテレビを購入したい方や、映画・スポーツなどを迫力ある映像で楽しみたい方に向いています。
Panasonic (パナソニック)
Panasonic (パナソニック) は国内最大級の総合家電メーカーで、家電製品をはじめ、電子部品・設備機器などの製造・販売や、車載・住宅といった幅広いサービスを提供しています。
Panasonic (パナソニック) のテレビ「ビエラ(VIERA) 」シリーズは、独自設計の高輝度ディスプレイとAIによる映像の自動最適化によって表現される高画質な映像が特徴です。
視野角も広く、ノイズ低減機能も優れているため、見る位置を問わず、あらゆる映像ジャンルを美しく描画してくれます。
音響も素晴らしく、とくに上下左右からのクリアなサウンドを実現する「イネーブルドスピーカー」を搭載したモデルは、映画館並みのサウンドを楽しめます。
価格に関しては、高性能な割に比較的リーズナブルなモデルがありますが、国産のマイナーメーカー・海外メーカーよりは高価な傾向です。
ディスプレイは液晶・ミニLED・有機ELを展開し、サイズは10V型(ポータブルテレビ)から77V型まで幅広く取り揃えています。
Panasonic (パナソニック) 「ビエラ(VIERA) 」シリーズは、視野角の広さを活かして大人数で視聴したい方や、ハイクオリティーな映像と音を楽しみたい方に向いています。
SHARP
SHARPは、家電やスマホ・パソコンなどの電気通信機器を製造・販売しているメーカーです。
SHARPのテレビ「AQUOS(アクオス)」シリーズは、アップコンバート機能を搭載したモデルが多く、さまざまな映像コンテンツを4Kで楽しめるのが特徴です。
また、独自技術「リッチカラーテクノロジー」のおかげで、これまでのテレビでは再現不可能だった、自然で彩り豊かな色を表現できるのも大きな魅力でしょう。
とくに、最上級モデルの「XLED」は、ミニLEDをディスプレイ背後に配置し、8Kに対応する超高画質を実現、これまでにないリアルな映像表現をしてくれます。
価格に関しては、モデルによってはリーズナブルな販売価格のものもありますが、有機EL・ミニLEDの製品は100,000円以上になってきます。
ディスプレイは液晶・ミニLED・有機ELを展開し、サイズは19V型から75V型まで幅広く取り揃えています。
SHARP「AQUOS(アクオス)」シリーズは、4Kの高画質を活かし、映画・スポーツ・ゲームなどで、美しく迫力のある映像を楽しみたい方に向いています。
ユニテク
ユニテクは、液晶テレビや電子部品の製造販売、アプリケーションソフトウェアの開発販売などを行っているメーカーです。
ユニテクのテレビ「 Visole(ビソレ) 」シリーズの特徴は、販売価格の安さです。
たとえば、他の国産メーカーが4Kの55V型のテレビを140,000円程度で販売しているところ、半額の70,000円程度で販売しています。
安くても性能はしっかりしており、フルHDのモデルから、4KHDR対応の高精細な映像を表現するモデルまで、幅広い製品がラインナップしています。
録画機能やゲームモードが搭載されているモデル、ネット動画・VOD配信サービスを楽しめるモデルもあり、安くても用途が制限されません。
ディスプレイは液晶のみですが 、HDR(ハイダイナミックレンジ) に対応したモデルもあり、サイズは16V~70Vまで幅広く取り揃えています。
ユニテク「Visole(ビソレ)」シリーズは、安くて使い勝手のいい国産のテレビを購入したい方に向いています。
APEX
APEXは、家電の製造販売や電気工事業を行っているメーカーです。
APEX のテレビは、とくに代表的なシリーズはありませんが、販売価格の安さが特徴的です。
他の大手メーカーが4Kの65V型のテレビを180,000円程度で販売するのに対し、APEXはほぼ同じ性能のテレビを半額以下の80,000円台で販売している場合があります。
安くても性能は高く、4K対応の液晶ディスプレイに、裏番組などを録画するためのHDD対応のUSBも搭載しているなど、機能面は充実しています。
ビデオ入力端子・HDMI端子・LAN端子など必要な入出力端子を備えており、シンプルな設計なので操作が簡単なのも魅力でしょう。
ディスプレイは液晶のみ、サイズは19V型~65V型まで取り揃えています。
APEX のテレビは、コスパを重視してテレビを購入したい方や、簡単操作のテレビを求めている方に向いています。
ハイセンス (Hisense)
ハイセンス(Hisense)は、中国の山東省青島に本社がある電気機器メーカーです。
テレビをはじめ、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの家電製品の製造・販売を行っています。
ハイセンス(Hisense)の代表的なテレビ「 U8N 」は、ミニLEDをディスプレイ背面に搭載し、広色域量子ドットによって繊細な色彩を実現しているのが特徴です。
また、120Hzの倍速パネルとクリアモーションにより、動きの速いスポーツ観戦なども、残像感を抑えて楽しめます。
音響関連では、 Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応しており、サウンドリマスター機能により音のディティールや明瞭度を再現、深みのある音を奏でます。
他にも、インターネットを介してVOD配信サービスを楽しむミラーリング機能や、低遅延のゲームモードを搭載するなど、幅広い用途で使用できるのも魅力でしょう。
価格に関しては、同じ性能の国産メーカーと比較するとリーズナブルで、およそ1割から3割ほど安く購入できます。
ディスプレイは液晶・ミニLED・有機ELを展開し、サイズは24V型から85V型まで幅広く取り揃えています。
ハイセンス(Hisense)のテレビは、とくに費用を抑えて最新型の高性能なテレビ購入したい方に向いています。
TCL
TCLは、中国に本社を置く総合家電メーカーです。
主にテレビの製造・販売を行っており、洗濯機・冷蔵庫・エアコンなどの家電製品も手がけています。
ユニテクの代表的なテレビ「C845」シリーズの特徴は、画像処理エンジン「AlgoEngineMaxⅡ」やAIオート高画質機能による美しい映像表現です。
音響面ではDolby Atmos(ドルビーアトモス)を採用し「 DTS-HD」「DTS Virtual: X」の技術によって、立体的で包み込まれるようなサウンドも魅力です。
また、GoogleTVを搭載しており、インターネット接続だけで、YouTube・Amazonプライムビデオ・NETFLIXといったサービスをすぐに楽しめるのも特徴でしょう。
ゲームモードも優秀で、反応速度が高く、リフレッシュレート144Hzの映像によって高性能ゲーミングモニター並みのゲーム体験も可能です。
価格に関しては、 HD・フルHDモデルは50,000円を切る価格と非常リーズナブルで、4Kモデルでも国産メーカーより安価で販売している製品が多くなっています。
ディスプレイは液晶・ミニLED・有機ELを展開し、サイズは32型から70型までを取り揃えています。
TCLのテレビは、費用を抑えて高性能なテレビを購入したい方や、ゲーム・ネット動画の視聴など、さまざまな用途で使用したい方におすすめです。
2024年最新型おすすめテレビ5選
ここからは、おすすめの最新型テレビをご紹介します。
それぞれ特徴的な機能が異なりますので、購入の参考にしてください。
Panasonic TV-65W95A
Panasonic(パナソニック) の「TV-65W95A」は、4Kビエラ(VIERA)シリーズの最上位モデルです。
ディスプレイ背面にミニLEDバックライト搭載、量子ドットを採用したことで明るく鮮やかな映像表現ができることが大きな特徴です。
また、YouTube・Amazonプライムビデオ・NETFLIXなどのアプリを標準でインストール済みで、4Kの美しい画像でネット動画コンテンツを楽しめます。
録画機能も充実しており、4K放送を2番組同時にHDDへ録画できますし、1つの番組を視聴しながら裏番組2つを同時に録画することも可能です。
その他にも、USBに記録した画像・映像をビエラの画面に出力したり、画面上に2番組同時に映し出したりできるなど、便利な機能が多数あります。
サイズは55V型・65V型・75V型を展開しており、大きな画面で大迫力の映像体験をしたい方にピッタリのテレビです。
ハイセンス U8N
ハイセンス(Hisens)の4K液晶テレビ「U8N」は、ミニLEDバックライト搭載し、広色域量子ドットによって鮮やかで繊細な発色の映像美を実現したテレビです。
明暗のコントラストを制御する「ローカルディミングPro」、明るさを引き上げ輝きを表現する「輝き復元Pro」など、映像表現を高める機能が多数搭載されています。
音響面では、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)対応で、「3スピーカーシステム」や「クリア音声」などが実装され、音によって映像への没入感を高めてもらえます。
また、VODダイレクトボタンも標準搭載し、YouTube・Amazonプライムビデオ・NETFLIXといった配信サービスに、ワンボタンでアクセスできるのも魅力でしょう。
その他にも、高性能なゲームモードや録画機能も搭載しており、さまざまな用途に合わせて利用できます。
画面のサイズが大きく、多彩な機能を有しているため、個人からファミリーまで幅広いユーザーに向いているテレビといえるでしょう。
Panasonic TV-43W80A
Panasonic(パナソニック)の4K液晶ビエラ(VIERA)「TV-43W80A」は、直下型高輝度液晶と自動で映像を最適化する機能が特徴のテレビです。
音響関連では、映画館並みの音表現を可能にするDolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、高出力アンプにより低ノイズ・低歪みのクリアな音声を届けてくれます。
また、4K画質でYouTube・Amazonプライムビデオ・NETFLIXなどのVODや、ネット動画やゲームなどのさまざまなアプリを楽しめることも魅力でしょう。
録画機能では、裏番組をUSB接続のHDDに録画できるほか、スマホの遠隔操作で録画予約を行うこともできるため、見逃しを防止しやすくなっています。
スマートスピーカーと連動し、声によってビエラ(VIERA)本体を操作したり、カメラ・シアターなどの機器と連携し、録画した4K画像・動画を楽しんだりできます。
4K画像が楽しめる上、機能が豊富であるため、どんな方にもおすすめできる万能のテレビといえるでしょう。
ハイセンス U7N
ハイセンス(Hisens)の4K液晶テレビ「U7N」は、最新映像エンジン「NEOエンジンPro」により、地デジ・ネット動画などを4K画像で楽しめるのが特徴です。
とくにネット動画に強く、AIネット映像高画質処理の機能により、配信コンテンツに合わせて色濃度・解像処理・輝度・ガンマ補正などを自動で行ってくれます。
また、アップコンバート機能によって通常の地上波・衛星放送も美しく描画し、自然でなめらかな4K映像に変換してくれることも大きな魅力でしょう。
音響関連では、DolbyAtmos(ドルビーアトモス)に対応し、左右のスピーカーとサブウーファーの3スピーカーにより、映画館クラスの音を体感できます。
その他にも、低遅延のゲーミングモードや音声による本体操作、裏番組を録画できる録画機能など、便利な機能を複数搭載している万能型のテレビです。
価格も国産メーカーの製品よりリーズナブルなので、コスパを重視する方におすすめしたいテレビです。
SHARP 2T-C32EF1
SHARPのハイビジョンテレビ「2T-C32EF1 」は、高画質画像処理エンジンを搭載しており、倍速パネルによって残像感を抑え、滑らかな映像を楽しめるのが特徴です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)10対応で、明暗部の豊かな表現により、鮮やかで自然な色再現を実現しています。
音響関連では、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、立体的で映画館クラスの音を体感できるようにスピーカーの配置に工夫も施されています。
外付けHDDによる録画機能も搭載し、ゲームモードでは、低遅延と暗いシーンを見やすくする映像表現により、快適にゲームをプレイできます。
リモコンに「アプリダイレクトボタン」を備えており、ワンボタンでYouTube・Amazonプライムビデオ・NETFLIXなどのVODを起動できることも魅力でしょう。
32V型とコンパクトでありながら、必要な機能はすべて押さえているため、とくに1人暮らしの方におすすめのテレビです。
その他のテレビを選ぶ際に気になること
最後に、テレビを選ぶ際に気になることについて解説します。
よくある疑問ですので、ぜひ目を通してみてください。
テレビの寿命はどれくらいなのか
内閣府の消費者動向調査によると、カラーテレビの大まかな平均的な使用年数は10年とのデータが出ており、厳密にはディスプレイタイプによって寿命が異なります。
液晶テレビの平均寿命は8~10年と言われており、理由は影響パネルを照射するバックライトの寿命が約6万時間(8~10年)とされているからです。
プラズマテレビは、平均寿命は15~30年と長めで、ディスプレイ部分に厚みがあり、内部放電で映像を出力するため、構造が強固なのが長持ちする理由となっています。
有機ELは、平均寿命は4~10年と短めで、長時間の使用で輝度が少しずつ低下していき、寿命を迎える場合が多いです。
また、焼き付きと呼ばれるディスプレイの表示機能が損なわれる現象も影響しており、ディスプレイの劣化は早い傾向にあるといえるでしょう。
ミニLEDは、平均寿命は10年以上と言いわれています(販売され間もないため、正確な情報は不明)。
有機ELで起こりがちな焼き付きが起きにくいことも理由です。
もちろん、これらはあくまでも平均であり、メンテナンスや掃除をしながら丁寧に使用すれば、使用期間が伸びることは考えられます。
各メーカーの部品の保有期間は約8年なので、その期間内なら修理ができることも覚えておいてください。
国産メーカー・海外メーカーで機能の違いはあるか
結論、国産メーカー・海外メーカーに機能の違いはありません。
海外メーカーのテレビはリーズナブルな製品が多いですが、フルHD・有機EL・ミニLEDのモデルを展開し、4K・8Kの画像表現ができるテレビも数多くあります。
また、音響も性能が高く、 Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、スピーカーの数と配置を工夫し、映画館並みの臨場感・立体感のある音を楽しめます。
その他にも、AIによる自動画質や音声の調整機能、録画機能やゲームモード、音声操作など、国産メーカーのテレビと同じ機能を有しています。
不具合や故障の面でも問題なく、海外メーカー製品だからといって特別壊れやすいといったこともありません。
保証に関しても、ハイセンス・TCLなどは日本支社を持っており、国内メーカーと遜色ないサポートを受けられるので安心して購入できます。
テレビでZoomなどのビデオチャットは利用できるか
スマホ・タブレット・パソコンなどの画面と音声を、テレビにミラーリングすることでビデオチャットツールを利用できます。
スマホ・タブレット・パソコンとテレビそれぞれにミラーリング専用のアプリをダウンロードすれば、簡単にミラーリングを行えます。
また、スマートテレビにはWebカメラを搭載しているモデルもあり、アプリを起動するだけでビデオチャットが利用できます。
Webカメラが搭載されていないスマートテレビでも、別途Webカメラを購入すれば利用できるため覚えておくといいでしょう。
通常のテレビでも、ストリーミングデバイスを接続することでスマートテレビのようにビデオチャットが利用できますので、必要な場合は活用してみてください。
ストリーミングデバイスには「 Fire TV Stick」「Google Chromecast」「Apple TV」「Nebula 4K Streaming Dongle」といった製品があります。