2024年のテレビに搭載されている最新技術は、人々の暮らしを快適にするものが多いです。
テレビを購入する際、どのような最新技術が搭載されているか、確認しながら自分に合ったものを見つけることがポイントです。
本記事では、2024年にテレビを買い替える方におすすめの最新技術や、搭載されたおすすめのテレビ9選をご紹介します。
そのほか、将来搭載されると考えられるテレビの技術もお伝えします。
2024年最新のテレビ技術
テレビ技術は日々進化しており、2024年もさまざまな技術が搭載されています。
ここでは、6つの最新技術をご紹介します。
AI光景再現テクノロジー
AI光景再現テクノロジーは、従来のコンテンツのタイプ別にAIが判別する機能に、シーンごとに判別する機能が加わった最新技術です。
具体的には、スポーツなどの特徴的な動き、花火、夜景などのさまざまなシーンを検出し、カラースペースを広げたり黒を沈めたりするなどの最適化が行われます。
そのため、花火や夜景などの明るさの調節が難しい場面でも、その場にいるかのような鮮明な映像で楽しめます。
この技術は、自動画質調整モードなどに搭載されている場合が多く、特に画質の良さにこだわりたい方におすすめです。
倍速機能
倍速機能は、静止画と静止画の間に新たなコマをつくり出す最新技術です。
通常テレビは、静止画が連続で映像を表示していますが、倍速機能を搭載することで滑らかに見せられます。
倍速機能により、残像が映るのを抑制できるので、スポーツのような激しい動きでも再現性の高いコンテンツを映し出します。
この技術は、特にスポーツ観戦をテレビですることが多い方におすすめです。
Mini LED
Mini LEDは、従来よりもバックライトをダイナミックに制御し、より高いコントラストを実現する最新技術であり、有機ELとも呼ばれています。
半導体粒子に光が照射して映像の色を変換できる量子ドットと組み合わせることで、より鮮明な映像を液晶パネルに映し出せます。
その結果、より明るい色やより深い黒色、より鮮やかな色によって高画質の映像を堪能できるのです。
特に、明るいシーンから暗いシーンまで、さまざまな場面をテレビで楽しみたい方におすすめです。
マルチスピーカー
マルチスピーカーは、チャンネルごとに適切な周波数や音圧、タイミングなどを調整して鮮明なサウンドを再現する最新技術です。
さまざまなスピーカーユニットの特性を最適化し、各特性を合算して適切なサウンドを再現します。
この技術が搭載されていることで、リアルな音をテレビで楽しめるメリットがあります。
特に、テレビでアーティストのライブ映像などを楽しみたい方や、高音質にこだわりたい方におすすめです。
録画機能
録画機能は、ブルーレイレコーダーなどの機器を接続せずにコンテンツを記録しておくことができる技術です。
テレビのリモコンがあればすぐに録画を開始したり録画を予約したりできるので、レコーダーなどの機器を設置するスペースも必要ありません。
録画機能が搭載されたテレビは、外付けハードディスクで録画できるもの、ハードディスクが内蔵されているもの、チューナーの複数搭載で同時録画できるものなど、さまざまな種類があります。
録画機能が搭載されていることで、リアルタイムで視聴できない番組を録画して、後で見ることができます。
特に、見たい番組があるもののリアルタイムでの視聴が難しい方や、気になる番組をまとめてみたい方におすすめです。
動画配信サービス対応
動画配信サービス対応のテレビは、YouTubeやNetflix、Huluなどの動画共有・配信サービスを視聴できるものです。
以前まではスマホやパソコンで視聴されることが多かったですが、動画配信サービスに対応しているテレビが増えて、大画面でもさまざまなコンテンツを楽しめるようになりました。
リモコンのボタンひとつで動画配信サービスにアクセスでき、放送中の番組や録画している番組以外に視聴できるコンテンツの種類が増えるでしょう。
また、Android TVやGoogle TVが搭載されているテレビであれば、テレビに搭載されていないサービスを後から追加することもできます。
特に、YouTubeやNetflixなどで配信されている動画を大画面で楽しみたい方や、リモコンのボタンひとつで動画配信サービスを利用したい方におすすめです。
未来のテレビ技術
ここでは、将来開発や搭載が予想されるテレビの技術について解説します。
多視点の映像を合成する技術
スポーツなどの複雑な動きが見られる場合、多視点からの映像を映し出し、ひとつの映像に合成する技術が重要視されています。
テレビの画質は4Kや8Kへと技術が進化していますが、それとともにわかりやすい解説が求められているのが現状です。
特にスポーツの場合、スローモーションと一緒に立体的な映像でどのような動きをしているのかを解説することで、テレビを視聴している方々にわかりやすく伝えられるでしょう。
空間に映し出された仮想物体に触れる技術
CGを反射型空間映像投影板に映し出すことで仮想物体に触れられるようになり、テレビに最新技術として搭載される可能性があります。
実際に、魚を3D映像として映し出し、魚の輪郭や表面をなぞったり押して弾力を感じたりすることができるデモが行われています。
仮想物体に触れる技術が広まれば、映像や音声では伝えられない情報をさらに詳細に伝えられるでしょう。
立体的に映し出す3次元テレビ
デバイスが高機能化し空間デザインと融合することで、生活空間に立体的な映像を映し出せる技術が開発・搭載されると考えられています。
3次元テレビが広まれば、さまざまなシーンを好みの角度から楽しめるようになるでしょう。
また、テレビ以外のデバイスにも機能が反映されると、場所を問わずに立体的な映像を楽しめる可能性が高まります。
拡張現実(AR)による視聴空間を共有する機能が搭載されれば、離れた方と同じコンテンツを共有しながら楽しめるでしょう。
最新技術を搭載したテレビのおすすめメーカー
ここでは、最新技術を搭載したテレビを扱っているおすすめのメーカーを6つご紹介します。
SONY
SONYは、BRAVIAというテレビブランドを扱う有名メーカーです。
映像を美しく鮮明に映す技術や、オーディオメーカーとして培った技術で実現した高音質サウンドの組み合わせが魅力です。
映像は、明暗をはっきりさせる技術やシーンに合わせて調節する技術が搭載されているので、リアルな視覚体験ができるでしょう。
また、SONYが扱うモデルのなかにはGoogleTV機能を搭載したものもあり、リモコンの操作で音声検索ができたり、見たい番組を探したりできます。
SONYが扱うテレビのサイズは、V型という単位が用いられており、フレーム部分を含まない部分を表記しています。
SONYのテレビは、高画質と高音質の両方をこだわりたい方におすすめです。
TVS REGZA
TVS REGZAは、高画質にこだわり抜いたREGZAシリーズを扱うメーカーです。
テレビの販売をはじめた当初から画質にこだわっており、2022年には映像処理能力を高めたレグザエンジンZRⅡが搭載されるようになりました。
映像処理能力が高まったことで、実際に目にするシーンに近い映像を楽しめます。
さらに、ネット動画ビューティLEという機能は、映像のノイズを軽減できる高画質処理技術であり、YouTubeなどの動画配信サービスのコンテンツも高画質で映し出します。
タイムシフトマシン機能が搭載したモデルは、録画機能を使わずに最大6チャンネル約80時間分を視聴することが可能です。
TVS REGZAが扱うテレビは、YouTubeなどの動画も高画質で楽しみたい方に適しています。
SHARP
SHARPは、画質と音質にこだわりながらもコストを抑えたAQUOSシリーズを扱っているメーカーです。
4K液晶テレビシリーズに搭載されているN-Blackパネルは、テレビの画面に光が反射してしまうのを抑えられる特徴があり、反射して見えづらいという事態を避けられるでしょう。
締まりのある黒色を実現したSparkling Drive EXや、AIを活用して高画質画像処理を行うMedalist S4/3/2、色彩表現力を高めるリッチカラーテクノロジーなど、SHARPの独自技術がたくさんあります。
また、AQUOS XLEDシリーズに搭載されている技術は、4Kスポーツビューという画質モードや、11個のスピーカーを設置したAROUND SPEAKER SYSTEM PLUSなどです。
これらの技術により、スポーツなどの激しい動きも鮮明に映し出したり、迫力のあるサウンドを楽しめたりします。
SHARPが扱うテレビは、テレビでスポーツ観戦をする機会が多い方や、スピーカーいらずで高音質を楽しみたい方におすすめです。
Panasonic
Panasonicは、さまざまな液晶テレビや有機ELテレビを扱うVIERAシリーズを提供しているメーカーです。
年々テレビの最新技術を生み出しており、繊細で美しい高画質点や迫力のある高音質が特徴とされています。
特に映像は、明るさ調節の幅が広く、リアルに近い色表現を実現しています。
残像やブレを抑えた技術が搭載されているので、スポーツ観戦も疎な場でいるかのように楽しむことができるでしょう。
また、通常のテレビだけではなく、場所を選ばずに使用できるポータブルテレビ、浴室でコンテンツを楽しめる防水テレビなども提供しています。
Panasonicが扱うテレビは、リアルな視聴体験をしたい方におすすめです。
ハイセンス
ハイセンスは、TOSHIBAと統合してREGZAエンジン技術を搭載している中国メーカーです。
REGZAエンジン技術により、高画質の液晶テレビや有機ELテレビを多く販売しています。
なかでも、4Kチューナー内蔵のテレビは鮮明で美しい映像を楽しむことができ、国内メーカーでは高くて手が出せないという方におすすめです。
独自技術を搭載していないからこそ、リーズナブルな価格で購入できる点が魅力です。
ハイセンスの最新シリーズは、VGPという日本最大級のAV機器の総合アワードで、コスパ大賞を受賞した実績があります。
また、倍速パネルやフレーム補完機能を搭載しているので、安さだけではなく残像を抑えて滑らかな映像を映し出す点も特徴です。
TCL
TCLは、2018年にテレビの出荷台数世界2位を誇る中国メーカーです。
2014年には三洋電気のテレビ工場を子会社にし、Panasonicからテレビ生産を委託されており、信頼性の高い海外メーカーだといえるでしょう。
Panasonicからの委託では、VIERAシリーズの中小型テレビの生産を任されています。
世界で2位を誇るほどの生産量であることから、材料をまとめて仕入れて1台あたりの製造コストを抑えられるため、価格を抑えて販売できると考えられます。
画質に関わる最新技術搭載のおすすめテレビ3選
ここからは、こだわりポイント別で最新技術搭載のおすすめテレビをご紹介します。
まずは、画質にこだわりのあるおすすめのテレビ3選です。
SHARP AQUOS OLED 4T-C55GQ1
SHARP AQUOS OLED 4T-C55GQ1は、高コントラストな映像への没入感を高める、立体音響システムを搭載。
AIがシーンを判別して画質と音質を“おまかせ”で自動調整してくれるので、番組別で高画質、高音質を楽しみたい方に適しています。
また、AIを活用して精細感を高める「AI超解像」機能と、アニメやネット動画などに発生しやすいグラデーションの乱れをなめらかに補正し、スッキリした映像にする「アニメ・ネットクリア」機能も搭載しています。
REGZA 48X8900N
REGZA 48X8900Nは、高画質処理能力を高めたレグザエンジンZRを搭載している4K有機ELテレビです。
地デジやBSなどの番組だけではなく、インターネット動画も高画質で楽しむことができます。
YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスのコンテンツも、大画面かつ高画質で楽しみたい方におすすめです。
SONY BRAVIA XRJ-48A90K
SONY BRAVIA XRJ-48A90Kは、明暗をはっきり映し出し再現性の高いコンテンツを楽しめる4K有機ELテレビです。
認知特性プロセッサーXRが搭載されており、画質要素の分析と処理によりリアルに近い映像を映し出します。
臨場感溢れる画質を楽しみたい方や、夜景や花火などの明暗の調節がポイントとなるシーンを楽しみたい方におすすめです。
音質に関わる最新技術搭載のおすすめテレビ3選
テレビは画質だけでなく、音質技術にもこだわってつくられているものがたくさんあります。
ここでは、音質にこだわりのある方向けおすすめのテレビ3選をご紹介します。
SONY BRAVIA K-55XR80
SONY BRAVIA K-55XR80は、さまざまなSONY独自の音響技術を搭載している有機ELテレビです。
独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を採用。
テレビのフレーム自体を震わせて高音域の音を出すことで、音の広がりや声のクリアさ、定位感が向上し、さらなる音と映像の一体感を実現。
Panasonic VIERA TV-50W90A
Panasonic VIERA TV-50W90Aは、スピーカーの設置いらずで立体音響を楽しめる4K液晶テレビです。
立体音響技術「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」に対応し、高画質・大画面に相応の鮮明なサウンドを実現しています。
特に、高画質とともに迫力のある高音質で映像を楽しみたい方におすすめです。
SHARP AQUOS 4T-C42DJ1
SHARP AQUOS 4T-C42DJ1は、音声の聞き取りやすさにこだわった4K液晶テレビです。
バスレフ型スピーカーボックスやEilex PRISMの搭載により、低音域から高音域までシーンに合わせた音声を楽しめたり、奥行きのあるサウンドを体験したりできます。
音楽番組やライブをその場でいるかのように楽しめる音楽ライブモードも搭載しているので、テレビで音楽番組を鑑賞する機会が多い方におすすめです。
機能性に関わる最新技術搭載のおすすめテレビ3選
テレビを選ぶ際は、搭載されている機能に注目される方も多いでしょう。
ここでは、機能性に注目のテレビ3選をご紹介します。
ハイセンス 65U8N
ハイセンス 65U8Nは、12社の動画配信サービスをリモンコンのボタンひとつで起動できる4K液晶テレビです。
また、インターフェースにHDMI2.1を採用し、4K/144P入力の最新ゲーム機でも遅延を最小限に抑えたゲームモードProに対応しています。
動画配信サービスの利用頻度が多い方や、テレビゲームを低遅延で楽しみたい方におすすめです。
SONY BRAVIA KJ-32W500E
SONY BRAVIA KJ-32W500Eは、使い勝手にこだわったハイビジョン液晶テレビです。
通常の録画機能だけではなく、裏番組も録画することができる機能が搭載されており、自動延長録画にも対応しています。
特に、気になる番組が複数あり録画を諦めた経験のある方に適しています。
TCL 65JP61
TCL 65JP61は、YOUTUBEやNETFLIX、HULU、AMAZONプライムなどの動画配信サービスと連携している4K液晶テレビです。
CHROMEキャスト機能が内蔵されているので、スマホで見ている画面をそのままテレビの大画面で楽しめます。
OK GOOGLEにも対応しており、リモコンのボタンひとつで音声検索が可能なので、見たいコンテンツがなかなか見つからないという経験をした方におすすめです。
まとめ
今回は、テレビに搭載されている2024年最新技術について解説しました。
テレビ技術は日々進化しており、今後もその内容には目が離せません。
テレビを購入する際は、ぜひ搭載技術に注目して選んでみてください。