ミニLEDテレビとは?国内外メーカーのおすすめ機種もご紹介

ミニLEDテレビとは?国内外メーカーのおすすめ機種もご紹介 テレビ・オーディオ

映像表現の技術が向上し続けているテレビですが、近年人気なのが ミニLEDテレビです。

液晶テレビ・有機ELテレビといったモデルがある中で、ミニLEDテレビはどのようなよさがあるのでしょうか。

ミニLEDテレビの購入に失敗しないため、液晶テレビ・有機ELテレビとの違い、 メリットとデメリット、 ミニLEDテレビを販売している国内外のメーカーについてご紹介します。

ミニLED・有機EL・液晶のテレビの違い

まず最初に「ミニLED」「有機EL」「液晶」の違いについて解説します。

それぞれのディスプレイの違いを理解し、 ミニLEDテレビを購入する際の参考にしてみてください。

ミニLEDテレビ

ミニLEDは、その名の通り小さくなったLEDのことです。

LEDは発光ダイオードのことで、色を作る際のベースとなる赤・青・緑の光の三原色をすべて発光させられる半導体素子を指します。

LEDディスプレイは、素子(LEDの粒のようなもの)の1つ1つが発光するため、他のディスプレイより画面が明るく見えるのが特徴です。

このLEDの粒の1つあたりがさらに小さくなったディスプレイがミニLEDで、直径が100μm〜200μmほど(1μm=0.001mm)と極小サイズを実現しました。

ミニLEDテレビは小さなLEDを使用しているため、薄型でデザイン性の高いテレビが多いのも特徴です。

ミニLEDのメリット・デメリットにつきましては、後ほど詳しく解説します。

有機ELテレビ

有機ELはオルガニック・エレクトロ・ルミネッセンス(organic electro-luminescence)の略語のことです。

ディスプレイを発光させる材料に有機物を用いていることから、この名称になりました。

有機ELディスプレイに使用している有機物は、ジアミン・アントラセン・金属錯体(有機物の陽イオンが鉄・銅・ニッケル・コバルトといった金属イオンを結合した化合物のこと)などがあります。

有機ELディスプレイの特徴は、従来の液晶ディスプレイより厚みが1/10ほどにまで薄く、重さが軽いことです。

また、高画質でキレイな映像を表現し、視野角が180°と従来の液晶ディスプレイより広いのも魅力です。

消費電力が従来の液晶ディスプレイより約30%減っており、電気料のコスパに優れているのも注目ポイント。

映像は黒を完全に表現できるため、高コントラストを実現しています。

デメリットとしては、画面の焼き付きが起こる場合がある点や、サイズのバリエーションが少ない点が挙げられます。

液晶テレビ

液晶テレビは、バックライトが発する光が偏光フィルター・カラーフィルター・液晶を通ることで、色付きの光を出力し画面を映すテレビを指します。

旧来のブラウン管テレビより薄く、高解像度で映像表現をできることから、現在ではテレビに限らずスマートフォン・パソコンなど幅広いデバイスで採用されています。

また、消費電力もブラウン管テレビより低く、コスパの面でも優れているのも魅力です。

デメリットとしては、黒の表現が苦手で、ミニLED ・有機ELと比較してコントラストが低いこと、色が薄くなるなど経年劣化する場合があることが挙げられます。

ミニLEDのメリット・デメリット

ここからは、 ミニLEDのメリット・デメリットについて見ていきます。

ミニLEDテレビを購入する際の大切な要素ですので、確認しておきましょう。

メリット

ミニLEDは白色・黒色がキレイに映るため、コントラストのバランスが優れています。

コントラストの濃淡により画面にメリハリが生まれ、人物・風景などさまざまな映像が鮮やかな色調で楽しめます。

また、従来のディスプレイより輝度が高く、画面に映し出された色が明るく見えるのも特徴です。

この性能のおかげで、離れた場所からも文字・アイコンなどの小さな映像を視認しやすくなっています。

ミニLED は視野角も広く、見る角度によって色が変化することもありません。

そのため、大人数で囲んでテレビを見る場合などでも、座った場所によって見づらくならないのも魅力です。

また、ミニLEDはこれまでのLEDよりコンパクトなので、ディスプレイが薄いのもメリットといえます。

テレビ本体に厚みがないので圧迫感が減り、場所も取らないため、どんな室内でも設置しやすくなっています。

デメリット

ミニLEDの最大のデメリットは、価格が高い点です。

製造コストがかかるので、同じサイズの液晶テレビと比較しても価格が高く、予算によっては手を出しにくい可能性があります。

また、発熱しやすこともデメリットとして挙げられるでしょう。

これは多数のLEDを搭載しているため起こる現象で、 ミニLEDテレビを長く愛用するためには背面のスペースを空けたり、風通しのいい場所に設置するなどの工夫が必須です。

ミニLEDテレビは画質だけでなく音質もいい

ミニLEDテレビは、白黒のコントラスト・明暗の差の表現・輝度の高さなどによって映像を美しく表現できるため、映画・アニメなどは迫力ある映像を楽しめます。

さらに、 ミニLEDテレビは音質もハイクオリティなものが多いです。

音の広がり・クリアさ・安位感が素晴らしく、立体音響などの技術が搭載された製品もあるため、ライブ映像などの音楽コンテンツも満喫できます。

近年はe-sportsなどのゲームも盛り上がっており、 ミニLEDテレビは優れたゲーミング機能を搭載した機種も発売されています。

映像の美しさに加え、実用レベルの低遅延を実現し、アクション系のゲームなどのオンライン対戦を本格的に楽しむこともできるでしょう。

さらに、ネットに接続することにより、 Netflix・Amazon Prime Videoをはじめ、さまざまなネット動画を楽しめ、自分好みのホーム画面にアプリを設定することもできます。

ミニLEDテレビは単に美しい映像が見られるだけでなく、目・耳・手を使った総合的なエンターテイメント体験をもたらしてくれるテレビだといえるでしょう。

ミニLEDテレビを選ぶポイント

ミニLEDテレビを購入する際は、映像以外の部分にも注目し、目的に合わせてメーカー・機種を選びましょう。

まず重要なのが、画面のサイズです。

部屋の広さ・間取りなどを考え、視聴環境に合ったサイズを選ぶことが大切です。

テレビと距離が遠いのに画面サイズが小さいと見づらくなり、反対に距離が近いのにサイズが大きいと圧迫感や視聴中の疲労につながりやすくなるため、サイズ選びは慎重に行う必要があります。

また、テレビの使用目的に合わせて選ぶことも重要です。

たとえば、テレビ視聴に加えて音楽を楽しみたいなら、音響技術の優れたミニLEDテレビを選択するのがおすすめです。

ゲームをするならならゲーミング機能の有無、映画をみるなら4K画質かどうかなどをチェックしてください。

Netflix・Amazon Prime Videoなどの動画コンテンツをテレビで視聴したい方は、インターネット接続機能についても忘れず確認しましょう。

また、入力端子についても要チェックです。

ヘッドフォン・ホームシアターシステムなどが接続できるオーディオ入出力ポートの有無、外部デバイスと接続やファイルの再生に必要なUSBポートなどの接続端子の種類も、購入前に把握しておくといいでしょう。

これらを確認し、予算も考慮しながらぜひ自分に合ったミニLEDテレビを選んでください。

ミニLEDテレビおすすめ国内メーカー4選

ここからは、 ミニLEDテレビを販売している国内メーカーを4社ご紹介します。

それぞれの企業のおすすめミニLEDテレビも取り上げているので、参考にしてください。

ソニー(SONY)

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ソニー(SONY)は、テレビをはじめ、スマートフォン・デジタルカメラ・パソコン・ゲームなどを販売している日本の大手総合電気メーカーです。

誰もが1度はソニー(SONY)の製品を購入したことがあると言えるほど認知度があり、もはや説明不要のメジャー企業です。

ソニー(SONY)を代表するテレビといえば、「BRAVIA(ブラビア)」シリーズです。

4K液晶を採用し、高輝度で高コントラスト・高精細・広色域の3要素を、ソニーの技術力で高いレベルで備えた機種で、美しく鮮明が映像を楽しめます。

また、オーディオメーカーとして培った技術力により、音も高音質でハイレゾ音源を楽しめるので、映像と相まって臨場感のある視聴体験ができるでしょう。

さらに、AndroidTV機能を搭載しており、インターネット接続してアプリを追加すれば、 YouTube・hulu・U-NEXT・Googleplayなどの動画コンテンツも楽しめます。

ソニー(SONY) のミニLEDテレビで代表的な機種は「X95L」です。

ディスプレイサイズは65V型・75V型・85V型の3種類を展開しており、比較的広めの室内に適しているサイズ感です。

映像の面では、映像と音の信号処理を行っている認知特性プロセッサー「XR™」が進化、地上波・ネット動画のノイズや画像のブレを抑制、より精細で美しい画質を実現しています。

ピーク輝度は最大30%、LEDバックライト分割数が最大20%向上、暗いところと明るいところの境目をくっきりさせ、高コントラストの映像を描き出せることも魅力でしょう。

音質面では、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を採用し、音の広がり・クリアな声・定位感が向上し、映像と音の一体感を実現しています。

映画・音楽映像・動画など、幅広いコンテンツを質の良い映像と音で楽しめるミニLEDテレビです。

パナソニック(Panasonic)

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パナソニック(Panasonic)は大阪に本社を置く国内最大級の総合電機メーカーです。

テレビ・オーディオ機器をはじめ、家電・カメラ・パソコン・カーナビ・美容機器など幅広い製品を製造・販売しており、住宅設備なども手がけています。

パナソニック(Panasonic)を代表するテレビといえば「VIERA(ビエラ)」シリーズです。

4K液晶を採用したモデルもあり、有機ELによる映像美や、ミニLEDバックライトによって明るく鮮やかな映像が楽しめることが特徴です。

高音質を実現したスピーカーシステム「ダイナミックサウンドシステム」を搭載したモデルも存在し、美しい映像と迫力ある音質を体感できるのも魅力です。

内蔵ハードディスクで2番組同時録画できるモデルや、4Kブルーレイディスク一体化モデルなどもあり、目的に合わせて好みのモデルを選択することもできます。

パナソニック(Panasonic) ミニLEDテレビで代表的な機種は 「4KビエラMX950」です。

ミニLEDバックライトと広色域を実現する量子ドットシートを採用したことで、色鮮やかで高コントラストの映像を実現し、映像が美しいです。

また、立体音響技術「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」が搭載されており、上下左右から広がりのある3次元的な音を体験できます。

ネット接続が可能で、Netflix・Amazon Prime Videoをはじめ、さまざまな動画コンテンツに対応しているので、映画・アニメなどを思う存分楽しめます。

ゲームにも適しており、映像モードの1つ「ゲームモード エクストリーム」は4K120P入力に対応しているため映像表示遅延を低減、ゲーム向けの音声モードやゲームプレイ時のフレームレートなどの情報も表示してくれる仕様です。

大人から子供まで楽しめる、ファミリー向けの ミニLEDテレビといえるでしょう。

東芝(TOSHIBA)

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東芝(TOSHIBA)は、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの生活家電や、テレビ・パソコンなどの電化製品を製造・販売している国産の電化製品メーカーです。

企業としての歴史は古く、もともとは別々だった2つの電気メーカー芝浦製作所と東京電気が1939年に合併したことから始まった老舗メーカーです。

東芝(TOSHIBA)を代表するテレビといえば「REGZA(レグザ)」シリーズです。

現在「REGZA(レグザ)」シリーズのテレビは東芝からTVS REGZA株式会社へ移管してサービス・サポートを行っています。

独自開発したエンジンにより、鮮やかで高画質な美しい映像を実現し、 AI技術によって人物の顔・衣装を正確に把握することで、スポーツ観戦などで臨場感のある映像を楽しめるのが特徴です。

また、複数のチャンネルを連続録画できる「タイムシフトマシン」もREGZA(レグザ)の魅力で、この機能のおかげでうっかり予約を忘れることもありません。

大きさも19型~77型まで幅広くラインナップされており、部屋の広さに合わせて適切なサイズのテレビを選べるのもポイントです。

ミニLEDテレビで代表的な機種は 「Z970M」です。

AI技術であるナチュラル フォーカス テクノロジーPROにより、まるでその場に見ているようなリアルな立体感を再現し、肌や服の質感・髪の毛などのディティールもリアルに描画します。

さらに、レグザエンジンZRαの技術ナチュラルフェイストーンPROにより、映し出された人物の自然な人肌を表現、人物の微細な表情の変化もしっかり描き出すことも大きな魅力でしょう。

ネット動画にも適応しており、各動画の特性に合わせて高画質処理を行い、コントラスト・繊細感を向上すると同時に、なめらかな描画も再現しています。

アニメ視聴にも適しており、AI技術であるアニメビューティPROによりアニメキャラクターの顔を検出、顔のバンディングノイズを低減し、キャラクターの輪郭をくっきり補正表現します。

スポーツ・ネット動画・アニメと、幅広いコンテンツの視聴をハイレベルな映像美で楽しめるのが「Z970M」の特徴といえるでしょう。

シャープ(SHARP)

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テレビをはじめ、生活家電・スマートフォン・パソコン・ヘルスケア家電などを手がける国内電機機メーカーがシャープ(SHARP)です。

近年ではAIoT(AIとIoTの組み合わせ)対応のスマート家電にも注力しており、利用者の操作履歴などのデータを分析・学習し、生活に合わせた動作をする次世代の家電製品を開発・製造しています。

シャープ(SHARP) を代表するテレビといえば「 AQUOS(アクオス) 」シリーズです。

高品質な画像処理エンジンを搭載したモデルが多数あり、滑らかで美しい映像の描画が魅力です。

また、独自配置の音響システムによって映像と音のシンクロを生み出し、臨場感豊かな高音質や立体的なサウンドを実現しています。

4Kだけでなく8Kモデルもラインナップされており、現実以上に美しく鮮明に映し出された圧倒的な映像美を楽しめる点も見逃せません。

シャープ(SHARP) のミニLEDテレビで代表的な機種は 「 AQUOS DX1ライン 」です。

当社比で比較し72倍もの高密度に敷き詰め、バックライトとして搭載したミニLEDにより、高輝度で高コントラストの描画を実現しました。

色の再現性や動画応答など表示性能も大幅に向上し、まさに新世代のテレビと言える性能を誇るミニLEDテレビです。

現実以上にリアルな映像表現を可能にした8Kパネルを搭載し、圧倒的な解像度によってスポーツ・風景・人物・動物などをより臨場感たっぷりに視聴できます。

音に関しても、画面の上下左右にスピーカーを配置し、映像を音で包み込むように8つの高出力スピーカーを搭載することで、より映像への没入感を高めてくれる演出をしています。

また、ディスプレイのふちの金属フレームはわずか0.2cmと薄いため、映像そのものが目の前にあるような感覚を与えてくれるのも「 AQUOS DX1ライン 」でしょう。

ミニLEDテレビおすすめ海外メーカー3選

次に、 ミニLEDテレビを販売する海外メーカーを3社ご紹介します。

ネット動画やゲーミング機能などの性能面が優れていたり、価格のリーズナブルさなど、海外メーカーならではの良さがありますので、チェックしておきましょう。

ハイセンス

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ハイセンスは、中国を本拠地とする企業で、中国国内の市場シェアはトップクラスを誇っている総合家電メーカーです。

日本にもハイセンスジャパンという支社があり、リーズナブルな価格設定でテレビ・オーディオ機器・冷蔵庫・洗濯機・エアコン といった製品を販売しています。

ハイセンスを代表するテレビと言えば「A6K」や「E6K」シリーズ です。

性能に比べて値段がリーズナブルで、同じくらいの性能の他メーカーの製品に比べ、半額以下で販売している場合も多々あるため、手を出しやすいのが魅力でしょう。

また、サイズは43V型~75V型までラインナップしており、室内の環境に合わせて選択しやすいのも良い部分です。

4K液晶ディスプレイにハイセンスの技術を集約したHI-VIEWエンジンLiteを搭載し、価格以上の高画質で映像を楽しめるモデルなどもあり、コスパの面で優れているのが特徴です。

ハイセンスのミニLEDテレビで代表的な機種は 「U8K」です。

テレビの画質の最高ランクである8Kのディスプレイを搭載し、ミニLEDバックライトと広色域量子ドットにより、明るく高コントラストな映像を実現しています。

光・闇を細やかにバランス調整する「ローカルディミングPro」技術や、明るさを引き上げ輝きを表現する「輝き復元Pro」といった技術も搭載、8Kの性能を引き出す映像体験が可能です。

音質もハイクオリティで、映画館のような臨場感のある音を楽しめる「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応、左右のメインスピーカーにサブウーファー搭載し3スピーカーで重低音を表現しています。

その他にも、低遅延を実現したゲーミング機能や、1つのテレビで録画した番組を他のテレビで楽しめる「Anyviewホームサーバー機能」、スマホの画面をテレビに映し出す機能なども搭載されています。

圧倒的な映像美に加え、多彩な機能を利用できることが「U8K」のよさだといえるでしょう。

LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスは韓国の電子機器メーカーで、国内外に向けさまざまな電子機器製品を販売している企業です。

製品としては、テレビ・オーディオ機器・洗濯機や掃除機などの生活家電、パソコン・モニターなどを販売しています。

LGエレクトロニクス を代表するテレビと言えば「OLED C2PJA」 シリーズ です。

画面タイプが4Kの有機ELディスプレイで、滑らかで繊細かつ美しい映像を描き出してくれるのが最大の魅力です。

また、有機ELディスプレイをさらに明るく高輝度・高発色にしてくれるAIプロセッサーを搭載し、テレビだけでなく、映画・動画・音楽映像など、さまざまな映像を臨場感たっぷりに映し出してくれます。

モニターを製造しているメーカーらしくゲーミング機能も優秀で、HDMI2.1に対応、さらにテレビでありながら反応速度1msを実現し、アクションゲームなども本格的に楽しめるといった特徴もあります。

LGエレクトロニクス のミニLEDテレビで代表的な機種は「QNED85JRA」です。

ミニLEDバックライトに加え、量子ドットとNanoCellが融合して進化したことにより、鮮やかな色の表現力を体験できます。

また、高い調光技術やディープラーニングアルゴリズム、独立した調光ブロックにより、シャープなコントラストと自然な映像が描画できるのも特徴です。

さらに、パワーアップしたwebOS23により、自分だけのテレビホーム画面を設定でき、映画・アニメ・動画コンテンツなど、好きなアプリにすぐにアクセスできるようにカスタムできます。

AI技術も進化しており、好みの画像設定をAIが見つけてくれる機能や、過去の音声検索履歴を参照におすすめのキーワードを提案してくれる機能など、便利なサポート機能も搭載。

ゲーミング機能も充実しているので、VRRよって入力遅延を低減、ティアリングのないスムーズなゲーム体験ができます。

TCL(The Creative Life)

TCL(The Creative Life)は、中国に本拠地を置く総合家電メーカーで、テレビをはじめ、洗濯機・冷蔵庫・エアコンなどの製品を製造・販売しています。

近年、日本でも認知されてきている海外メーカーで、アメリカ・フランス・サウジアラビアなどではすでに高いシェア率を獲得している国際的な人気メーカーです。

TCL を代表するテレビと言えば「P735」 シリーズ です。

映像性能では、テレビ放送とネット動画コンテンツを分析し、映像処理を行って表現力を高める機能を持つAlgoエンジンを搭載しています。

文字周辺のエッジ部のノイズ処理や、平坦部の波線のようなノイズを最大限に抑制、HD・2K映像を4K映像にアップスケーリングし、高精細な映像を表現します。

音はDolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、3次元の立体的な音を実現、室内の隅々まで響き渡る包み込むような良質な音響が体験できます。

サイズ展開は43型~75型で、比較的広い室内やファミリー層に適した大きさのテレビといえるでしょう。

TCL のミニLEDテレビで代表的な機種は 「C845」です。

ミニLEDバックライトに加え、最高級の画像処理技術を有するエンジン「Algo Engine Max Ⅱ」を搭載。

AIオート高画質機能により、自動的にコントラスト・色彩・滑らかな動きを表現、臨場感のある映像体験をもたらしてくれます。

音はDolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応しており「 DTS-HD」「DTS Virtual: X」で上下左右、さらには後方からも包み込まれるようなサウンドを実現、どんな室内でも映画館クラスの没入感が得られるでしょう。

ゲーミング機能であるゲームマスターモードでは、HDMI2.1eARCに対応し、4K 144Hz VRR機能によって0.8msの反応速度を実現しているため、 FPS・格闘ゲームなどの対戦も本格的に楽しめます。

GoogleTVも搭載しているため、YouTube・Amazonプライムビデオ・huluなど、好みの動画コンテンツも視聴可能です。

高品質な映像体験だけでなく、さまざまな用途で活用できるのが魅力のミニLEDテレビです。

ミニLEDテレビの寿命はどれくらいか

液晶テレビの寿命に大きく関係する要素として画面の焼き付きがありますが、ミニLEDテレビは画面の焼き付きが起こりにくいといわれています。

焼き付きとは、輝度の高い映像や文字、または同じ映像を長時間表示したり、繰り返し表示し続けることにより、連続表示された部分とその他の部分の明るさに違いが生じ、残像として画面に残ってしまう現象です。

1度焼き付きが発生すると、画面を元の状態に完全に戻すことは難しく、ディスプレイの一部に常に焼き付いた映像が残ってしまい、描画性能を損ねてしまいます。

ミニLEDテレビは液晶テレビ・有機ELテレビと比べ、焼き付きが起きにくいので10年以上は使用できるといわれています。

ただし、物理的な衝撃を加えたり、適切ではない方法で手入れしたりといった、間違った扱い方をしてしまうと故障や不具合の原因になりかねませんので注意するようにしましょう。

次世代LEDのマイクロLEDも開発中

ミニLEDをさらに進化させたディスプレイ技術「マイクロLED」がすでに登場しており、実用化に向け世界各国の電気機器メーカーが現在開発を進めています。

マイクロLEDは、 LED1つの直径が100μm〜200μmほど(1μm=0.001mm)だったミニLEDを上回る、10の-3乗ミリという極小サイズのLEDです。

テレビなどのディスプレイに搭載されれば、これまでのディスプレイ以上の高画質を実現し、さらに電力効率も向上すると言われており、次世代の技術として期待されています。

テレビだけでなく、手首・腕・頭などに装着するウェアラブルデバイスの進化にも寄与すると言われているので、AR(拡張現実)の発展にもつながることが予想されています。

まだ開発段階であり、テレビなどの機器に搭載し販売されるのはまだ先の話ですが、現時点でもミニLEDや有機ELの画質・描画性能は素晴らしいので、さらなる進化を遂げるマイクロLEDへの期待は高まるばかりでしょう。

まとめ

ミニLEDテレビは、これまでの液晶テレビや有機ELに比べ、映像が美しいことはもちろん、視野角の広さや音質のよさなど、総合的に高い性能を誇るテレビです。

また、1粒のLEDのサイズが極小なため、薄型でデザイン性の高いモデルが多いことも魅力でしょう。

さらに、ネット接続による動画コンテンツの視聴、ゲーミング機能、スマートフォンとの連携など、多様な機能を備えているモデルが多いため、目的に合わせて選択できます。

本記事を参考にし、ぜひ目的と予算に合ったミニLEDテレビを見つけてください。

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