録画機能付きテレビのメリット・デメリット!選び方も解説

録画機能付きテレビのメリット・デメリット!選び方も解説 テレビ・オーディオ

録画機能付きテレビは、1台で「視聴」「録画」「再生」の3役をこなす優れもの。

とはいえ、ブルーレイレコーダーと録画機能付きテレビのどちらにすべきか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そもそも録画機能付きテレビにはどのようなタイプがあるのか、メリット・デメリット・選び方などについてまとめてみました。

テレビの買い換えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも録画機能付きテレビって何?

録画機能付きテレビとは、文字通り「録画機能」が搭載されているすべてのテレビ指しています。

つまり、日本で販売されているテレビの大半が「録画機能付きテレビ」なのです。

なお、録画機能付きテレビは「記録媒体」が内蔵されているかどうかで、以下の2つに分けられます。

▼録画機能付きテレビの種類

  • HDD内蔵タイプ:テレビ本体に、最初からHDDが搭載されている
  • HDD外付けタイプ:別途HDDを購入し、USBケーブルなどで接続する

こんな人は「HDD内蔵タイプ」がおすすめ

以下に当てはまる場合は、「HDD内蔵タイプの録画機能付きテレビ」がおすすめです。

  • 配線や設定をせずに、購入したらすぐに録画したい
  • HDDの容量が少なくても構わない(録画よりテレビがメイン)
  • テレビ周りのスペースが極端に狭い

HDD内蔵タイプの録画機能付きテレビは配線・設定の必要がなく、最も省スペースで済むのが強みです。

ただしHDDの容量が小さめなうえ、自分で交換できないというデメリットも無視できません。

「録画した番組は絶対に消去したくない!」「たくさん録画したい!」という人は、HDD外付けタイプかブルーレイレコーダーを検討した方がいいでしょう。

こんな人は「HDD外付けタイプ」がおすすめ

一方、以下に当てはまる場合は「HDD外付けタイプの録画機能付きテレビ」がおすすめです。

  • HDDのデータ容量を自由に選びたい
  • たくさん録画したい
  • 録画した番組は、絶対に消去したくない
  • ブルーレイレコーダーを置くスペースがない
  • ブルーレイレコーダーよりも、配線や設定を簡単に済ませたい

最大の強みは、大容量のHDDなどデータ容量を自分で自由に選べるという点です。

ただし、外付けHDDに収録した番組は、基本的に録画した時に使ったテレビでしか視聴できません。

古いテレビで使っていた外付けHDDは、新しく買い換えたテレビに繋げても再生できないことが多いのです。

このデメリットを避けたい人には、HDD内蔵タイプか互換性の高いブルーレイレコーダーをおすすめします。

録画機能付きテレビのメリット6選

この章では、録画機能付きテレビの主なメリットについて解説していきます。

  • 1台3役で便利
  • 配線が少なくてセッティングが簡単
  • テレビ周りがスッキリする
  • 省スペースに設置できる
  • リモコン1つで操作が可能
  • 録画機能がシンプルで使いやすい

1台3役で便利

録画機能付きテレビには「HDD内蔵タイプ」と「HDD外付けタイプ」の2種類がありますが、どちらもレコーダー機能が装備されています。

だからこそ、1台で以下の3役をこなしてくれるのです。

  • テレビ番組の視聴
  • テレビ番組の録画
  • 録画番組の再生

配線が少なくてセッティングが簡単

配線が少なくてセッティングが簡単なのも、録画機能付きテレビならではのメリットです。

とくにHDD内蔵タイプは、テレビ側の配線・初期設定だけでOK。

HDD外付けタイプはテレビの配線の他にテレビとHDDを繋ぐ配線が必要ではあるものの、セッティングはブルーレイレコーダーよりもシンプルな仕様になっています。

なかには、以下の2ステップですぐに録画できるHDDもあるほどです。

  1. テレビとHDDをUSBケーブルで繋ぐ
  2. ハードディスクをテレビに登録

テレビ周りがスッキリする

録画機能付きテレビなら最低限の配線で済む分、テレビ周りがスッキリと片づきます。

HDD内蔵タイプはもちろん、たとえHDD外付けタイプであってもブルーレイレコーダーより配線がシンプルなため、テレビ周りをキレイに保ちたい人におすすめです。

ケーブルまわりにホコリが溜まりにくいので、とくに子育て世帯やペットを飼っているご家庭に向いています。

省スペース

お部屋が狭い人には、省スペースが強みの「HDD内蔵タイプの録画機能付きテレビ」が最適です。

一方、外付けHDDには以下の2種類があるため、設置するスペースに合わせて選ぶ必要があります。

  • 据え置き型(大容量):ブルーレイよりは小さいが、ポータブル型よりは大きい
  • ポータブル型(小容量が多い):コンパクトタイプ

リモコン1つで操作が可能

リモコン1つで操作できるのも、録画機能付きテレビならではの強みです。

複数のリモコンを使い分ける必要がないため、録画も再生もシンプルに操作したい人に向いています。

録画機能がシンプルで使いやすい

ブルーレイレコーダーの録画機能は性能が高く、以下のような操作が可能です。

  • 録画した番組の高度な編集
  • 録画したい番組のキーワード検索

一方、ほとんどの録画機能付きテレビは、初心者でも操作しやすい簡易的なシンプル機能になっています。

簡易的な録画機能はデメリットと思われがちですが、複雑な操作が苦手な人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

録画機能付きテレビのデメリット3選

録画機能付きテレビを検討しているなら、以下のようなデメリットがあることも考慮しておく必要があります。

  • 編集機能が限られている
  • 故障時は本体ごと修理に出す必要がある
  • テレビの買い換え時に録画番組を残せない

編集機能が限られている

前述した通り、ほとんどの録画機能付きテレビに搭載されている編集機能は、性能よりもシンプルな操作性が優先されています。

実際、市場に出回っている録画機能付きテレビの大半は、簡単な編集機能しか使えません。

編集にこだわりがある人にとっては、大きなデメリットと言えるでしょう。

故障時は本体ごと修理に出す必要がある

故障時に本体ごと修理に出す必要があるのも、録画機能付きテレビの代表的なデメリットです。

たとえば録画した番組が再生できなかった場合、テレビと録画機能の両方を修理に出さなければ、正確な原因を突き止めることはできません。


本体ごと修理に出している期間中、テレビの視聴・録画の両方ができなくなるのも大きなデメリットです。

テレビの買い換え時に録画番組を残せない

テレビの買い換え時に録画番組が引き継げないのは、録画機能付きテレビの最大のデメリットと言っても過言ではありません。

なぜなら、HDDに録画した番組を別の機械などにダビングする行為は、「著作権の侵害」と見なされるからです。

「HDD内蔵タイプ」と「HDD外付けタイプ」のどちらも、基本的にダビングができないと覚えて起きましょう。

ただし、HDD内蔵型のブルーレイレコーダーの場合は、HDDからブルーレイディスクへのダビングが一定の条件下で認められています。

失敗しない録画機能付きテレビの選び方

この章では、失敗しない録画機能付きテレビの選び方について解説していきます。

  • HDD内蔵型と外付けHDD型で選ぶ
  • 同時録画するならチューナー数をチェック
  • 4Kに対応しているかを確認する
  • 動画配信サービス機能の有無で選ぶ
  • 壁掛け対応かどうかで選ぶ

HDD内蔵型か外付けHDD型で選ぶ

1つめの選び方ポイントは、「HDD内蔵型」か「外付けHDD型」かで判断する方法です。

この記事の冒頭で解説した通り、何を優先するかで向き不向きは異なります。

録画する機会が少なく、配線やセッティングの簡単さや省スペースを優先するならHDD内蔵型の録画機能付きテレビが最適でしょう。

一方、「録画した番組は絶対に消去したくない!」という人にとっては、外付けHDDを接続するタイプの録画機能付きテレビが有力候補となります。

同時録画するならチューナー数をチェック

2つの番組を同じ時間に録画するには、テレビ放送を受信するためのチューナーも2つ必要です。

ここで注意したいのは、テレビ番組を「視聴」するにも「録画」するにもチューナーが必要、という点でしょう。

つまり、2つの番組を同時録画しながら別の番組を視聴するには、3つのチューナーが必要となります。

4Kに対応しているかを確認する

映像の美しさにこだわるなら、「4K」に対応している録画機能付きテレビを選びましょう。

解像度が高い分、より美しく滑らかな映像を楽しむことができます。

とくに映画やドキュメント番組を好む人には、繊細な色彩が映し出される4Kがおすすめです。

動画配信サービス機能の有無で選ぶ

以下のような動画配信サービスに対応しているかどうかも、録画機能付きテレビを選ぶ際の見極めポイントになります。

  • YouTube
  • Netflix
  • Hulu
  • U-NEXT

とくに、リモコンに専用ボタンが搭載されているモデルや、無線LANに対応しているモデルがおすすめです。

壁掛け対応かどうかで選ぶ

インテリア感覚でテレビを設置したい人におすすめしたいのが、壁掛けタイプの録画機能付きテレビです。

ただし、壁掛け用のスタンドや金具の耐荷重は、「VESA規格」によって定められています。

壁掛けタイプの録画機能付きテレビを購入する際は、本体の背面に記載されているVESA規格を必ず確認し、適正なスタンドや金具を用意してください。

録画機能付きテレビ以外の録画方法

結論から言うと、録画機能付きテレビ以外の方法でテレビ番組を録画するには、ブルーレイレコーダーが必要です。

そもそも、テレビ番組を録画する方法は大きく以下の3種類に分けられます。

  1. ブルーレイレコーダー
  2. HDD内蔵タイプ
  3. 外付けHDDを接続するタイプ

なお、本記事でご紹介した録画機能付きテレビには、2番と3番が該当します。

以下に当てはまる場合は、ブルーレイレコーダーを検討して見ましょう。

  • 設置するスペースにゆとりがある
  • 高度な編集機能を使いたい
  • 買い換えたテレビでも、録画した番組を再生したい
  • 頻繁に録画する
  • 配線やセッティングが苦にならない
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